福岡の高校野球

【観戦記】八幡南10-0門司大翔館(秋季大会2回戦)

2回に打者一巡の猛攻でリードを広げた八幡南が、投げては先発坂井が門司大翔館を1安打に抑えて完封。5回コールドで快勝した。

八幡南は初回一死後、山本将がセンター右を破る三塁打を放ち、続く溝上の右中間三塁打で先制。打者吉原の時に暴投で溝上も還ってこの回2点をあげた。

1回裏八幡南一死三塁 溝上が先制の右中間三塁打を放つ

2回は坂井が中前打で出ると山本康の一塁側への送りバントが内野安打となり無死一、二塁。成田の捕前バントは2-5-3の併殺打となったが、徳田四球で二死一、二塁とし山本将の三塁線を破る二塁打でまず1点。溝上四球で二死満塁とすると吉原の左前打で徳田が生還し、続く柴田の右前打で2者を迎え入れ6-0とした。なおも二死一、三塁から松本の左越え二塁打でさらに2点を加えて8-0とリードを広げた。

5回は松本中前打、代打岩男四球、山本康死球で無死満塁から成田が左中間を破り2人が生還、コールド勝ちを決めた。

門司大翔館は初回、竹内、石井の連続四球と田鶴原の犠打で一死二、三塁としたが、永嶋のスクイズが捕邪飛となって三走が戻れず併殺。2回も2つの四球で二死一、二塁としたが上原が三振に倒れた。4回も2つの四球で一死一、二塁と得点機を迎えたが後続が凡退。八幡南・坂井から6つの四球を得ながら1安打に抑えられ、完封を喫した。

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第155回九州地区高校野球福岡大会 2回戦
(2024年9月7日・土/筑豊緑地野球場)
チ   一二三四五六七八九十 計HE
大翔館 0000      010
八幡南 26002x           1011
(5回コールド)
  大翔館 年 打安点   八幡南 年 打安点
(遊)竹 内① 200 (捕)徳 田① 200
(中)石 井② 210 (二)山本将② 321
(投)田鶴原② 200 (中)溝 上② 221

(捕)永 嶋② 200 (遊)吉 原① 211
(二)酒 匂② 100 (左)柴 田① 312

(三)永 野① 100 (右)松 本② 322
(一)小 﨑② 100 (投)坂 井① 210
(左)田 石① 100  打 岩 男② 000
(右)上 原② 200  走 吉 田② 000
ーーーーーーーーーー 
(一)山本康② 210
ーーーーーーーーーー  (三)成 田① 312
球犠振盗残        球犠振盗残
61216          50015
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投 手 回 安球振責 投 手 回   安球振責
田鶴原  4.0  115010 坂井    5   1620
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▼試合時間/11:12~12:24 公式記録ではありません
※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ

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八幡南・坂井

八幡南の先発は背番号16の1年生右腕・坂井。力のある直球を投げ込んできたが高めに浮く球が多く、立ち上がりから制球に苦しんだ。初回は二つの四球と犠打で一死二、三塁とされたが、永嶋のスクイズが捕邪飛併殺となって無失点でしのぐ。2回も二つの四球で二死一、二塁とピンチを招いたが9番上原をフルカウントから空振り三振に打ち取った。3回4回も得点圏に走者を背負ったが決定打は許さず、5回を無失点に抑えた。

スライダーも投げてはいたが、投じた大半は直球。門司大翔館の各打者は差し込まれていたように球の伸びはある。この球が低めに決まるようになれば、さらに期待できそうだ。

打線は6本の長打を含む11安打。特に大柄な選手がいるわけではないが、各打者とも甘い球を逃さずに強く叩いた。2番山本将、3番溝上、6番松本の2年生3人が複数安打。いずれも鋭い当たりで外野の間を、あるいは頭上を破る長打を放った。

余談だが八幡南は秋の大会で2014年、2019年とベスト4。5年に一度の周期で県大会に顔を出している。前回のベスト4から5年目にあたる今年はどうか。

門司大翔館・田鶴原

門司大翔館はエース田鶴原が先発。球の走りそのものは悪くなかったが、高めに浮いたところを捕らえられ、自らの暴投もあって初回2失点。2回も二死をとりながら、四球を挟む4連打で6失点。甘く入った球を、ことごとく叩かれた。3、4回はいずれも10球ずつで無失点に抑え、立ち直りの兆しを見せたが、5回に四死球がからんで走者をため、最後は9番成田に左中間を割られた。やはり低めへの制球力が好投のカギとなりそう。

打線は6四球を得ながらも坂井の直球に振りまけるシーンが目立ち、安打は2番石井が三遊間に合わせた1本に終わった。スクイズ、セーフティバント、ヒットエンドランなど積極的に足を絡めていったが、結果につながらなかった。

 

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