九国大付は大会6日目に明徳義塾と対戦~’22選手権大会

第104回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選が3日(水)、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、福岡県代表の九州国際大付は大会第6日目(8月11日・木)の第3試合で高知県代表・明徳義塾と対戦することが決まりました。2回戦からの登場となります。

 

 

福岡県代表の過去5大会の成績は下表の通りとなっています。出場した6校(2018年は記念大会で南北各1校が出場)のうち勝利をあげたのは2018年の沖学園だけ。センバツでは今年の九州国際大付をはじめ、昨年の福岡大大濠、2019年の筑陽学園、2017年には福岡大大濠と東海大福岡の5校がベスト8入りを果たしていますが、夏は厳しい結果となっています。

出場校 1回戦 2回戦 センバツ
2022 九州国際大付     九州国際大付(8強)
2021 西日本短大附 0ー2 二松学舎大付 福岡大大濠(8強)
2019 筑陽学園 3-5 作新学院(10回) 筑陽学園(8強)
2018 折尾愛真 3-16 日大三 東筑(1回戦敗退)
沖学園 4-2 北照 4-10 大阪桐蔭
2017
東筑
4-10 済美
福岡大大濠(8強)
東海大福岡(8強)
2016 九州国際大付 6-8 盛岡大付 出場なし


対戦相手の明徳義塾は3大会連続22度目の出場。2002年には夏の選手権を制した言わずと知れた名門校です。2010年以降、夏の全国大会出場を逃したのは2018年のみ。また、出場した10回のうち9回は初戦を突破しており、昨夏も準々決勝まで進出しました。昨秋は四国大会準決勝で鳴門(徳島)に敗れてセンバツ出場は逃し、春の四国大会も決勝まで進出したものの再び鳴門に敗れています。

エース吉村投手は昨夏も代木投手(現巨人)と共に甲子園のマウンドを経験しています。3試合17イニングスを投げて自責点5(防御率2.65)。一度打者に背中を向けてから、長いリーチを生かし左サイドハンドから直球、変化球でコーナーをついてきます。福岡県の選手でいえば2015年のセンバツに出場した九産大九州・岩田将貴投手(現阪神)のようなイメージでしょうか。春の四国大会では背番号1をつけた矢野投手は右サイドハンドで、いずれも打たせて取るタイプの投手。九州国際大付打線が、この二人の投手をどう攻略していくかが勝敗をわけるポイントになりそうです。

高知大会4試合でのチーム打率は.331。本塁打は2本。特別高い数字ではありませんし、数字的には九州国際大付がほとんどの項目で上回っていますが、甲子園での戦い方を熟知しているチームだけに最後まで予断を許さない試合展開が予想されます。

 

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