福工大城東は初回、先頭の北原が遊ゴロ悪送球で出塁すると、矢野が送って一死二塁とし、3番内田の中前打で先制した。3回は左前打で出た9番竹島を北原が送り、矢野四球で一死一、二塁。続く内田が左越え二塁打を放って2点を追加。松永も前進守備のショート右を破って、この回3点を加えた。
5回は北原、矢野が連続四球のあと、内田がレフト右への二塁打で2者が生還。松永死球の後、誉田が送って一死二、三塁とし、藤原は一直に倒れたが、代打奥田の三塁前への内野安打で1点を追加。なおも二死一、三塁から坂本の左前打で1点を加え、竹島が左翼線二塁打を放って2者を迎え入れ、試合を決めた。
※選手名に関しては場内アナウンスのみでの確認のため、誤りがありましたらご指摘いただけると幸いです
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昼前からの雨予報のため、予定より20分ほど早めてプレイボール。それでも2回表の攻撃中から雨が降り出し、時間とともにホームベース、投球プレート付近に浮くコンディションの中での試合となった。
福工大城東の先発・坂本は、肘をしっかりと高く上げてから投げ下ろす右腕。さほど力感は感じず三振もゼロだったが、輝翔館の打者は直球に詰まる場面が目立った。スライダーを引っかけさせた内野ゴロも多く、危なげのない投球だった。立ち上がりは直球も高めに浮きがちだったが四球は一つも許さず、5回を54球でテンポ良く投げ切った。
打線は、輝翔館の守備の乱れや四死球で走者をためたところでタイムリーが出て、効率よく得点を重ねた。無死の走者は堅実にバントで送り、輝翔館・西尾の直球に振り負けずにセンター中心へ打ち返した。3番の内田は3安打4打点。いずれも好機で打席に立ったが、1打席目は投手の足元を抜き、2・3打席目はレフト方向への長打で走者を還す勝負強さを見せた。
打線は坂本の前に散発2安打。守備面では失策は1つだったが、ヒットの中にはアウトにできそうな打球もいくつかあった。来春に向けて攻守の底上げに期待したい。