12安打を放った小倉が、慶成投手陣の制球難や守備の乱れに乗じて大量得点をあげ、6回コールドで圧勝した。
小倉は初回、先頭の樵田が左前打で出ると白川が送って一死二塁とし、石橋が左前に落として先制。さらに石橋が盗塁と悪送球で一気に三進し、河野一ゴロのあと、中野のショート右への内野安打で、この回2点を先制した。2回は先頭の河浦が四球で出ると、佐藤が送って一死二塁。続く樵田の中前打でまず1点。樵田の盗塁と捕逸で一死三塁とし、白川の中犠飛でさらに1点を加え、4-0とリードを広げた。
4回は慶成の2番手・榎本を攻め、佐藤四球のあと、樵田の三塁前送りバントは二塁封殺されたが、白川が右中間二塁打を放って一死二、三塁。石橋も右中間を破る二塁打で
慶成は2回、吉田の右前打と加留部の犠打で一死二塁。樋口も遊内野安打で一死一、三塁とし、野上の二ゴロの間に吉田が生還、1点を返した。しかしその後は、中野の伸びのある外角直球と変化球に翻弄され、反撃のチャンスを作れなかった。
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慶成の6失策、10与四死球があり大差の試合となったが、小倉は上位打線を中心に好調さが目立った。
前チームの主力が抜けた小倉打線だが、1番・樵田(左)、3番・石橋、6番・四戸は鋭い打球で複数安打を放った。2番・白川もしぶとい打撃で2安打3打点。各打者ともセンターから反対方向へのヒットが目立ち、長打は白川と石橋の右打者で3本を記録したが、いずれも右中間への当たりだった。派手さはないがコンパクトにセンター中心に打ち返す打撃は、前チームを彷彿とさせる。
慶成は守備の乱れからピンチを広げ、四死球も絡んだことで大量失点につながった。内野ゴロの失策は一つで、これは鋭い当たりであったこと、直前に少しバウンドが変わったことから、やむを得ない部分はあったにしろ、盗塁を刺
先発の右腕・野上は、大きなカーブで空振りを奪うシーンはあったが直球が甘く入ったところを捕らえられ、2回を投げ