福岡勢の初戦の対戦相手については改めて分析したいと思いますが、九産大九産はなかなか厳しいパートに入ったという印象です。初戦で当たる九州学院は昨年秋の九州大会優勝校で、今年の春夏と連続して甲子園に出場した強豪です。夏のメンバーのうち1年生ながら4番を務めた村上選手のほか、6番・元村、7番・松下らが残っています。初戦を突破すると地元・鹿児島1位の鹿児島実との対戦が予想されます。この甲子園常連の2校を倒さなければセンバツへの道は見えてきません。真の実力が問われることになりそうです。
小倉はセンバツ当確の目安とされるベスト4に残るには3勝が必要で、こちらも厳しい条件であることに変わりはありません。ただ、対戦相手を見るとセンバツへの希望が見えてくるパートに入ったとも言えます。山場は初戦の地元鹿児島3位・樟南との一戦でしょう。開会式が行われる球場での第一試合という完全アウェーが予想される中での試合に勝つことができれば、勢いにのって3連勝も十分に考えられますが、準々決勝までは3連戦、しかもすべて第一試合となるため投手陣、特にリリーフ陣の奮起が不可欠となってきます。