第96回全国高校野球選手権、1回戦で東海大四(南北海道)と対戦した福岡代表の九州国際大付でしたが、強力打線が不発に終わり1-6で敗れました。これで福岡代表は昨年の自由ヶ丘に続き、2年連続で初戦敗退となりました。
観戦レポート/第96回全国高校野球選手権大会 1回戦 (2014年8月14日・木/甲子園球場) |
◇1回戦(4日目・第2試合) 2:10 東海大四が西嶋投手の好投で九州国際大付の強力打線を封じ、打っては14安打で6点を奪って完勝した。 2回まで九国大付先発の富山に三者凡退に抑えられていた東海大四は3回一死後、西嶋、若原の連打で一、二塁とすると1番・高橋が変化球をうまく左前に運んで先制。2番・大川原も救援した安藤から中前打を放って2点目をあげると、続く一死一、三塁から福田が左犠飛を放ってさらに1点を追加。4番・大河内も左翼線に長打を放ち(記録は三塁打)、ボールがフェンス際を転々とする間に一塁走者が長駆生還、この回4点をあげた。 5回には二死一塁から大河内の中前打で一気に三塁を狙った一走・大川原を刺そうと投げた中堅・疋田の送球が逸れる間に大川原が生還して1点を加えた。1点を失った直後の7回にはこの回先頭の高橋がレフトオーバーの三塁打で出塁し、続く大川原の左犠飛で1点を加えて突き放した。 2回に清水、疋田の連打などで作った一死満塁の先制機を逃した九国大付は3回以降、東海大四・西嶋に無安打に抑えられていたが、6回に古澤が右翼線二塁打で出ると続く4番・清水がレフトフェンス直撃の二塁打でようやく1点を返した。 しかし反撃らしい反撃はこの回だけ。初回敵失策で出た先頭の中尾が河口のバント空振りで飛び出して捕手の牽制に刺され、2回は二死満塁から二走・疋田が飛び出して二・三塁間で挟殺されるなど、序盤にミスが続いて流れを自ら手放す形となった。以降は6回を除いて二塁を踏めず、散発5安打。西嶋攻略のきっかけさえ掴めないまま、あっさりと土俵を割った。 【九国大付】打安点 【東海大四】打安点 |