4回に6安打を集中して一気に突き放した東福岡が、福大若葉の追い上げをかわして逃げ切った。
東福岡は3回一死後、四球で出た粟野を堀が送り、光安の中前適時打で先制した。同点とされた直後の4回は堤の右越え二塁打、岩永四球、小西の中前打で無死満塁とし、堀内の中前打でまず1点。続く髙木の左前打で2者を迎え入れた。粟野三振で一死一、二塁となったあと、堀がレフト左を破る二塁打を放って堀内が生還。代わった道上から光安が四球を選び一死満塁とし、3番手の矢ケ部から本井も押し出し四球を選んで1点を追加。さらに堤の左前打で2人が還り、この回7点を奪った。
6回は一死から本井が左前打で出塁し二盗を決め一死二塁。堤左邪飛のあと三盗も決め、岩永の左前打で生還した。先発西野は14安打を浴び6点を失ったがリードを守り切った。

福大若葉は4回、常住が中前打、水迫の投前バントが二塁悪送球となって一、二塁。原野が送ったあと、村瀬の中犠飛で追いついた。7点を追う5回は田村が中前打で出塁。櫛島の遊ゴロで二封されたが櫛島が二盗を決めると田丸の中前打で一死一、三塁とし、兒玉の右前打で櫛島が生還した。なおも一死一、二塁から常住の二ゴロ併殺崩れに一塁悪送球が絡み、二塁から田丸が還って2点を返した。
7回は田丸が二塁内野安打で出ると兒玉も右前打で続き無死一、二塁。常住が左越え二塁打を放って2人が生還した。さらに水迫の遊ゴロで一死三塁とし、原野の左前打で常住も還って3点差まで迫った。しかし反撃もここまで。東福岡を上回る14安打を放ったが及ばなかった。
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| 第159回九州地区高校野球福岡大会 4回戦 (2026年9月22日・火/小郡市野球場) |
| チ 一二三四五六七八九 計HE 球犠振盗残 福大若葉 000120300 6141 12039 東福岡 00170100x 9102 73728 福大若葉 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7 8 9 (遊)櫛 島② 510 二直 右飛 遊ゴ 二飛 右安 (右)田 丸① 430 死球 左安 中安 二安 中飛 (捕)兒 玉② 531 左安 左飛 右安 右安 遊飛 (指)常 住② 522 左飛 中安 遊失 左2 左邪 (二)水 迫① 510 一ゴ 投失 左安 遊ゴ 遊ゴ (三)原 野① 431 左安 投ギ 左安 左安 三邪 (左)村 瀬② 301 遊併 中ギ 遊飛 三ゴ (一)中 神② 300 中飛 右飛 二ゴ (打 楢 崎② 100 二ゴ (一 山 本② 000 (中)田 村② 410 中飛 中安 右飛 遊ゴ 投手 回 安球振責 球数 浦野② 3.1 6417 82 道上➁ 0.0 0101 5 矢ヶ部②4.2 4261 90 ——————————————————————————————————- 東福岡 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7 8 (中) 堀 ② 311 四球 一ギ 左2 遊直 三振 (二)光 安② 421 三ギ 中安 四球 三振 左安 (右)本 井② 311 投併 一ゴ 四球 左安 一ギ (一) 堤 ① 522 二ゴ 右2左安 左邪 左直 (三)岩 永② 411 一直 四球三失 左安 三振 (指)小 西② 310 四球 中安三振 一ゴ (左)堀 内② 411 中飛 中安三振 三ゴ (捕)高 木① 412 投ゴ 左安 左飛 二ゴ (遊)粟 野➀ 200 四球 三振 遊ゴ 四球 投手 回 安球振責 球数 西野② 9 14104 130 ——————————————————-———————————————— ▼試合時間/13:12~15:33 ※公式記録ではありません。丸囲み数字は学年 ※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり |
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昨夏の福岡大会5回戦で優勝した西日本短大附を相手に7回1失点の好投を見せたのが、当時1年生だった浦野。のちに甲子園で2勝した力のあるチームを相手に1年生とは思えぬ堂々たる投球をみせ、さらなる飛躍が期待された。あれから1年。浦野もチームもなかなか勝ち切れずにいる。

西短大附との再戦となった昨秋は制球を乱して4回途中で降板。今春3回戦の福大大濠戦では1回途中からロングリリーフしたが、終盤に4失点して突き放された。夏は4回戦で九州国際大付と対戦。岩見と投げ合ったが4回に連続四球から集中打を浴びてKO。西短・大濠・九国の「福岡3強」との対戦だったとはいえ、結果を残せない一年だった。前チームの主力が多く残り、新人大会リーグ戦3戦全勝でのぞんだ今大会は上位進出が期待されたが、4回戦で姿を消した。

この日の浦野は立ち上がりからボールが先行。1、2回のピンチは無失点に抑えたが3回に四球の走者を適時打で還されると、味方が同点に追いついた直後の4回は四球を挟んで4連打を浴びる。さらに一死をとったあと堀に二塁打を打たれて1-5となったところで降板。東福岡ベンチからは打者に「球が走っていないぞ」という声が飛んでいたが、その言葉を裏付ける結果となった。
道上を挟んで登板したのが右腕の矢ケ部。今夏も登板し140キロの速球に鋭く落ちる変化球(カットボール?)を操り、九国大付戦では打者10人に対し5つの三振を奪っている。登板直後に押し出し四球、2点適時打を許して1-8とリードを広げられた。ただ5回以降は1失点。三振を4つ奪い四死球も一つだけで、まずまずの内容だった。特に打者が思わず腰を引くようなカットボールは三振が取れる有力な持ち球。来年は浦野と左右の二枚看板を形成しそうだ。

東福岡の先発は背番号10の西野。右サイドハンドから直球、スライダーをコーナーに集める。初回から毎回のように安打を許しながら、左右高低とストライクゾーンを広く使いながらかわしていく。5回に2点を返され、なおも二死満塁とされたがここを踏ん張ったのが大きかった。7回にも4安打を浴びて3点差まで追い上げられたが、被安打14ながら四球ゼロ(死球は1)で粘り強く投げて完投した。
打線は10安打に7つの四死球をからめて9得点。チャンスの場面で効果的にタイムリーが出た。4回は堤の二塁打を皮切りに5安打を集中して浦野をKO。3つの送りバントを確実に決め、盗塁でチャンスを広げて適時打を呼び込むなど機動力も駆使した。1年生ながら4番に座る堤は4回に浦野攻略の火蓋を切る右越え二塁打。ラバーフェンスに直接当てる大きな当たりだった。打者一巡して2回目の打席では矢ケ部の速球を逆らわずに三遊間に流し打っての2点適時打。4番の働きを見せた。

福大若葉は東福岡を上回る14安打を放ったが、そのうち13本が単打。緩い球に大振りせず確実に単打を重ねていったが、四球を得られず単打に頼る攻撃では限界があった。前チームから主力の兒玉のほか1年生の田丸、原野が猛打賞を記録するなど打力のあるところは見せたが、基本は投手を中心に守り勝つチーム。前半の8失点は重かった。
序盤に大量失点し激しく追い上げるが届かず…という展開は昨秋の西短大附戦、今春の福大大濠戦でも見た光景。上位に進む力はありながら、もどかしい試合が続く。
【直近の東福岡戦 観戦記】
‣春日7-2東福岡(2025年9月13日/第157回九州地区高校野球福岡大会 3回戦)
‣西短大附7-0東福岡(2025年7月22日/第107回全国高校野球選手権福岡大会 準々決勝)
‣福大大濠5-0東福岡(2025年3月28日/第156回全国高校野球選手権福岡大会 4回戦)
【直近の福大若葉戦 観戦記】
‣九国大付6-0福大若葉(2026年7月15日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 4回戦)
‣福大若葉4-2城南(2026年4月25日/第13回福岡地区高校野球大会 2回戦)
‣福大大濠10-5福大若葉(2026年3月26日/第157回九州地区高校野球福岡大会 3回戦)


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