【観戦記】福大大濠6-1福岡舞鶴(秋季大会3回戦)




3本のバント内野安打を決めるなど小技を効果的に活用した福大大濠が、木原~森永の継投で福岡舞鶴の反撃を封じて快勝した。

1点を追う福大大濠は2回、西が中前打で出塁すると久我の投前バントが一塁悪送球を招き無死一、二塁。小林が送ったあと、安川の中犠飛で追いついた。5回は一死から石松が投前にセーフティバントを決め二盗のあと、坂﨑の左前打で生還(坂﨑も送球間に二進)。続く坂口の投前バントが内野安打となり一死一、三塁。坂口が二盗を決めたあと大隅の中犠飛で坂﨑も還って2点を勝ち越した。

5回裏 福大大濠 一死二、三塁 大隅が中犠飛を放ち3点目

続く6回も小林が三塁前セーフティバントを決めると、森川の三前バントが失策を誘い一、二塁。代打山村が送ったあと、打者石松の時に暴投で小林が生還。なおも一死三塁で石松は三振に倒れたが坂﨑の一塁左への内野安打で安川も還り、この回2点を追加した。8回は一死から四球で出た小林が代打日野の捕ゴロで二進、山村の時に暴投で三進し山村の中前適時打でダメを押した。

福岡舞鶴は2回、合田が左前打で出ると碓井の三塁線へのバントが内野安打となり無死一、二塁。打者中野の時に暴投で二、三塁とし、中野の二ゴロで合田が先制のホームを踏んだ。続く3回にも二死から泉、深見の連打で一、二塁としたが合田が三振。6回は先頭の碓井が左中間二塁打で出塁したが後続がなく、反撃できなかった。

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第159回九州地区高校野球福岡大会 3回戦
(2026年9月19日・土/大牟田延命球場)
チ    一二三四五六七八九十 計HE 球犠振盗残
福岡舞鶴 010000000  152 00904
福大大濠 01002201x  691 36337
 福岡舞鶴 年 打安点 1 2  3 4 5 6 7 8 9
(左)齋 藤② 400 遊ゴ   一ゴ  三振    三振
(二) 泉 ② 410 二ゴ   一安    三ゴ  二ゴ
(一)深 見② 410 一邪   左安    中飛    二ゴ
(右)合 田② 410   左安 三振    三邪    三振

(中)碓 井① 420   投安   中飛    中2  三振

(遊)中 野② 301   二ゴ   遊ゴ    右直
(三)梅 田②
300   遊ゴ   遊失    二ゴ
(指)中 村① 200   中飛     三振
(打 日 高② 100              三振
(捕)山 元② 300      三振  一ゴ    三振

投手  回 安球振責 球数
宮﨑➁ 7 7232 75
森住① 1 2101 19
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 福大大濠 年 打安点 1 2  3 4  5  6 7 8
(中)坂 﨑② 522 右飛   右飛   左安 一安  三邪
(遊)坂 口② 410 二ゴ   中飛   投安   三振
(捕)大 隅② 311 右飛   右2   中ギ   遊ゴ

(一) 西 ② 310   中安 中飛   四球   中飛
(左)久 我① 200   ギ失   三ゴ 三ゴ
(打二 岩本① 100                  二ゴ  

(三左)小林② 210   投ギ   中飛    三安  四球

(右)安 川② 101   中ギ   中飛    ギ失
(打右 日野① 100                  捕ゴ

(指)有 馬① 100   四球      三振
(打指 山村② 111              投ギ  中安  

(二三)石松① 420   左飛      投安 三振  中安
投手  回 安球振責 球数
木原① 3 4021 45
森永② 6 1070 62
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▼試合時間/12:02~13:55 ※公式記録ではありません。丸囲み数字は学年
※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり

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相手が見せた隙を見逃さず、徹底して突く。福大大濠の試合巧者ぶりが際立った試合だった。

福岡舞鶴・宮崎

福岡舞鶴の先発は宮﨑。右上手から力のある直球を投げ込んでくる。カーブは高めに浮きがちだったが直球を主体にして4回まで2安打1点に抑える力投をみせた。ただ、福大大濠は2回に送りバントで一塁送球が二つそれた(一つはアウト)宮﨑のフィールディングの乱れを見逃さなかった。

5回一死から石松が投手左へセーフティバントを決めると、すかさず二盗。外角低めの球を当てただけの坂﨑の打球がレフト前に落ち、石松が一気に本塁を陥れた。さらに坂口も投手左にセーフティバントを決めてチャンスを広げ、大隅の犠飛につなげた。6回もバント攻撃が続く。先頭の小林が投手左に転がすと宮﨑はサード梅田に処理を任せたが一塁に投げられず、続く安川の三塁前バントが失策を誘う。有馬が初球のバントをファールにすると代打に山村を送り込んできっちりと決めさせ、暴投と内野安打で2点を加えて突き放した。


福大大濠・木原

福大大濠の先発は1年生の木原。春先から先発で序盤を任されている左腕で、130キロ台なかばの直球にカーブを交える。初回は三者凡退に抑えたが2回、原田にショート左を破られ、碓井の三塁前バントを捕手と交錯して内野安打とし、暴投と内野ゴロで先制を許した。3回は二死から内野安打と左前打で一、二塁とされたが4番合田をカーブで見逃し三振。当初から予定されていたのか、この回でマウンドを降りた。

3イニングで4安打を許したが、うち2本は内野安打で打ち込まれた感じはなく四死球もゼロ。通常の1年生投手であれば上々の内容だ。ただ「福大大濠の先発投手」として見るとバント処理への対応、直後の暴投など付け入る隙を感じたのも事実。次戦の西日本短大附戦に向けて、やや不安を残すマウンドとなった。

福大大濠・森永

4回からは背番号1の森永がマウンドへ。前チームでは中継ぎとして度々登板し、今夏は140キロを計測した右の本格派だ。春先までは直球を狙われて連打を浴びる試合もあったがスライダーで安定してストライクが取れるようになり、テンポのよくアウトを重ねていった。許した走者は4回の遊ゴロ失と7回の碓井の左越え二塁打の2人だけ。8回、9回に二つずつ外角直球で空振り三振を奪うなど、終盤になって調子を上げてきた感じさえした。ストライク率は7割を超え、1イニング当たりの球数は最大で13球。わずか62球で6つのゼロを並べた。

打線は序盤、宮﨑の低めの直球に手を焼いたがバントに突破口を求めてチャンスを作り、2本の犠飛なども絡めて手堅く得点を重ねた。派手な勝ち方ではなかったが中盤以降は主導権を握り続け、じわじわと圧力をかけて寄り切った万全の試合運び。次はいよいよ西日本短大附との大一番を迎える。強力打線に木原、森永がどのような投球を見せるか。池村、柳田ら高い制球力を誇る西短投手陣に打線がどのような攻撃を見せるのか。興味の尽きない一戦となりそうだ。

【直近の福大大濠戦 観戦記】
‣希望が丘4-1福大大濠(2026年7月21日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 準々決勝)
‣福大大濠9-6九産大九産(2026年5月16日/第13回福岡地区高校野球大会 決勝)
‣福大大濠6-2福工大城東(2026年5月9日/第13回福岡地区高校野球大会 準々決勝)

【直近の福岡舞鶴戦 観戦記】
‣福岡舞鶴3-2九産大九産(2026年7月11日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 3回戦)
‣祐誠6-3福岡舞鶴(2026年3月28日/第158回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)


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