13安打に7四死球をからめて大量15点を奪った西短大附が、5回コールドで柳川を圧倒した。
西短大附は2回一死後、櫻井乙が中前打で出ると連続四球で一死満塁とし、田中の左前打で先制。さらに赤司の一ゴロ失で櫻井乙が生還し、加々良の押し出し四球、近藤のライト右への二塁打で2者が還り、柳川の先発・下田をKOした。代わった山田から川原が四球を選んで再び満塁とし、小田が中前に落として2点を追加。なおも一死一、二塁から櫻井乙の右中間二塁打、櫻井翔の中犠飛でこの回9点を奪った。

続く3回も赤司が右前打で出塁すると、加々良は一ゴロ(二塁封殺)に倒れたが近藤の中前打で一死一、三塁とし、川原の中越え二塁打で加々良が生還。なおも一死二、三塁から小田が左前に落として1点を加え、二盗を決めたあと櫻井乙が右越え本塁打を放ってこの回5点を追加した。4回は死球で出た赤司が二盗を決め、加々良の三前バントが内野安打となって無死一、三塁。一死後に川原の三ゴロの間に赤司が生還してダメを押した。
柳川は2回、先頭の高口が右中間二塁打で出塁すると一死後、打者藤川の時にヒットエンドランをかけたが空振り~盗塁失敗に終わりチャンスを生かせなかった。3回も先頭の岩下が中前打で出たが後続が凡退。2安打に抑えられ、三塁を踏めなかった。
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| 第159回九州地区高校野球福岡大会 3回戦 (2026年9月19日・土/大牟田延命球場) |
| チ 一二三四五六七八九十 計HE 球犠振盗残 柳 川 00000 021 30302 西短大附 0951x 15130 71155 (5回コールド) 柳 川 年 打安点 1 2 3 4 5 (右)前 田② 200 三振 三ゴ (指)瀬戸島② 100 四球 三ゴ (左)高 瀬② 200 遊併 二ゴ (左 礎 ② 000 (一)高 口① 110 右2 四球 (捕)大 串② 200 左飛 中直 (三)藤 川② 200 三ゴ 三振 (遊)岩 下② 210 中安 三振 (中)那 須② 100 二ゴ 死球 (二)寺 﨑① 100 二ゴ 投手 回 安球振責 球数 下田➁ 1.1 4416 61 山田② 1 7207 44 岩村② 1.2 2101 30 ——————————————————————————————————- 西短大附 年 打安点 1 2 3 4 (中)赤 司② 310 二ゴ 一失 右安 死球 (遊)加々良② 211 四球 四球 一ゴ 三安 (二)近 藤② 432 左安 右2 中安 遊飛 (一)川 原② 312 遊併 四球 中2 三ゴ (指)小 田② 423 三振中安 左安 中飛 (左)櫻井乙② 334 中安中2 右本 (右)櫻井翔② 101 四球中ギ 中飛 (捕)鈴 木② 110 四球四球 遊安 (三)田 中② 311 左安左飛 左飛 投手 回 安球振責 球数 柳田② 4 2210 51 秋山① 1 0120 11 ——————————————————-———————————————— ▼試合時間/9:55~11:16 ※公式記録ではありません。丸囲み数字は学年 ※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり |
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夏ベスト16のメンバーの大半が残り、今大会の優勝候補と目される西短大附に小坪、時田など主力が抜けた柳川がどこまで食らいつくか注目されたが、予想外の大差で決着した。

柳川の先発は背番号13をつけた下田。右上手からスナップの利いた切れのある直球にフォークを交える。立ち上がりボールが先行して一死一、三塁のピンチを背負ったが、フォークで川原にショートゴロを打たせ、岩下の素早い身のこなしもあって併殺でピンチを脱した。2回も先頭の小田を内角直球で見逃し三振に仕留め、調子を上げていくかと思われた。しかし櫻井乙に中前打を浴びると連続四球で一死満塁。ここが踏ん張りどころだった。
田中を追い込んだあと3球ファールで粘られてフルカウントに持ち込まれ、さらに2球ファール。最後は直球を三遊間に運ばれ、先制点を許した。続く赤司は一ゴロに打ちとったが、併殺を焦ったかファースト高口が落球して2点目が入ると加々良にストレートの押し出し四球。近藤にライト右へ二塁打を浴びて2点を失ったところで降板した。よい直球を持っているだけに制球力を磨きたいところ。

2番手の山田は左のスリークォーター。大柄な投手だがスライダー、カーブと変化球を軸に据えた投球を見せる。その山田に対しても西短打線は襲い掛かり、3回途中まで打者12人で7安打。球威で勝負するタイプではないだけに変化球を低めに集めたかったが、甘く入ったところを痛打された。
3番手の岩村は右サイドハンドからスライダーを低めに集め、内野安打2本のみの1失点。3人のなかでは一番球威のない岩村が好投したことは、図らずも柳川投手陣の課題を示唆するとになった。
西短大附は先発メンバーのうち7人が前チームのレギュラー。新たにスタメン入りした櫻井乙と田中が、この日は存在感を示した。櫻井乙は本塁打を含む3打数3安打4打点の活躍。田中は粘った末の先制打、3回左飛に倒れた打席も追い込まれてから4球粘ってフルカウントに持ち込むなど、投手には厄介な打者だ。前チームからの主力組も3番近藤が3安打2打点、4番川原もセンター後方に大きな二塁打を放った。

夏のマウンドを経験している先発の左腕柳田は直球、スライダーで丁寧にコーナーを突き、カーブでタイミングを外してくる。初回一死から四球を出したが高瀬をスライダーで遊ゴロ併殺打。2回、3回も先頭打者にヒットを許したが落ち着いて後続を断ち、大量点にも守られて危なげない内容だった。

5回は1年生右腕の秋山が登板。長身から力のある直球を投げ下ろす。スライダーも鋭く落ち、打者3人に対して2三振。わずか11球のマウンドだったが、制球のよい右の池村、左の柳田に本格派の秋山が経験を積んでいけば、投手力も充実しそうだ。
柳川打線はわずか2安打。柳田の変化球に手を出し、凡打を重ねた。4番に座った1年生の高口が右中間を破る大きな二塁打を放ったのが数少ない見せ場だった。投攻守とも課題を残した試合となったが、近年は御所監督のもとで力をつけているだけに来年の捲土重来に期待したい。
【直近の西短大附戦 観戦記】
‣祐誠4-2西短大附(2026年7月17日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 5回戦)
‣福岡5-4西短大附(2026年3月28日/第158回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)
‣西短大附6-1福岡(2025年9月23日/第157回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)
【直近の柳川戦 観戦記】
‣柳川10-0久留米高専(2026年7月9日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 2回戦)
‣柳川10-3春日(2023年7月6日/第105回全国高校野球選手権福岡大会 2回戦)
‣柳川7-0東福岡(2022年3月21日/第150回九州地区高校野球福岡大会 2回戦)


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