’26選手権福岡大会を振り返る②~投手編




今大会10イニング以上投げた投手の成績をまとめてみました。まずは15イニング以上を投げた投手についてみていきます(学年表記のない選手は3年生)。

※8月4日追記:一部投手の数値に誤りがありました。お詫びして訂正致します。修正箇所は緑色表示にしております。特に明善・本田投手、八女学院・丸山投手は複数個所で訂正があったため防御率、奪三振率、被安打率、与四死球率も当初記載から変わっております。

岩橋、岩見などが前評判通りの活躍

九国大付・岩見

大会を通じてもっとも多く投げたのは渡邊佑大投手(希望が丘)。42イニング621球を投げながら防御率1.29と秀逸で、奪三振率(9.00)も高い数字を残しました。春の優勝投手・岩橋勇斗投手(飯塚・2年)、センバツを経験した岩見輝晟投手(九州国際大付・2年)も防御率0点台と前評判通りの結果を残しました。

優勝した東筑の深町光生投手も防御率1.04。被安打率がやや多かったことを考えると、ピンチを背負っても粘り強く投げたと言えます。東筑は加納迅投手(2年)も防御率0.56、与四死球率1.69と安定しており、投手力の充実が優勝につながったことが分かります。満本悠雅投手(福工大城東)も防御率0.72に加え、与四死球の低さも際立ちました。

【表1/今大会15イニング以上投げた投手】青字は左投手。数字の太文字は部門トップ10、赤色の太文字は部門トップ。投球回数は2/3は切り上げ、1/3は切り下げ。球速は筆者観戦時に球場表示で確認できた最速
西短大附・池村

自責点ゼロだったのは高橋迅(北筑2年)本田拓巳(八女学院)池村栄人(西日本短大附2年)の各投手。この3人は与四死球率も低く池村投手の1.20を筆頭に本田、高橋投手とも2.00未満。四死球の少ない投手は失点も少ないことが分かります。

奪三振率は八幡南の坂井漣太朗投手が12.6でトップ。田口朝陽(折尾愛真)鶴見亮太(修猷館)春本健太(小倉西2年)藤井悠貴(新宮)の各投手も1試合平均2桁の三振を奪いました。これに次ぐのが渡邊投手の9.00で岩見、家村孔大(戸畑)上間暉大(祐誠)森山碧(春日)の各投手が8個台で続きます。

1試合当たりの被安打が少なかったのは浮羽究真館の馬場翔大投手(2年)で3.60。春本、池村、岩見、田口、高田翔貴(沖学園)の各投手が続き、家村投手までが5本未満でした。

1年生で唯一15イニング以上を投げたのは東海大福岡の山下維大投手。防御率も0.60と良好で、今後の成長が注目されます。




15回未満では小坪(柳川)が奪三振率1位

続いて10~14イニングを投げた投手です。投球回数が少ないため参考記録的な位置づけになります。

【表2/今大会10イニング以上、15イニング未満の投手】表の見方は表1と同じ

目を引くのは自責点、与四死球ともゼロだった坂田大悟投手(沖学園)、同じく自責点ゼロで4部門すべてで上位の成績を残した丸山航汰投手(八女学院)。森元義斗投手(東筑紫学園)も自責点ゼロでした。

柳川・小坪

奪三振率は小坪碧人投手(柳川)が12.46でトップ。相原一翔投手(福岡魁誠2年)、林紳永投手(九州国際大付)が11.7で続きます。林投手は被安打率(2.70)も最少でした。四死球が少なかったのは坂田投手のほか古賀倫太朗投手(八女)合屋洸紀投手(香椎)。古賀投手は13イニング、合屋投手は12イニングで与えた四死球は1つだけでした。

このほか小宮魁仁投手(大牟田)柴田綱哉投手(近大福岡)なども各部門で好成績を残しています。もっとも速い球を投げたのは筆者が見たなかでは林投手(九州国際大付)で、祐誠戦で147キロを計測しました。

2年生では浦野慶臣(福大若葉)田上新(糸島)弓削篤成(希望が丘)藤井大成(豊国学園)の各投手が防御率1点台。1年生では頼政秀虎投手(近大福岡)が与四死球率1.50と安定感をみせました。新チームでのさらなる活躍が期待されます。




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