飯塚が序盤から敵失をからめて得点を重ね、投げては先発岩橋が小倉打線を4安打に抑えて完封。7回コールドで快勝した。
▼準々決勝(21日・北九州)⇒試合記録
飯塚 103 020 1 =7
小倉 000 000 0 =0
(7回コールド)
【飯】岩橋【小】加藤→蕨野
飯塚は初回、四球で出た女鹿が二盗を決め、瀬口の三ゴロ失で無死一、二塁。安藤が送ったあと、福嶋四球で満塁とし、田中の中犠飛で先制した。
3回は女鹿が中前に落として出塁すると二死後、二盗を決め、福嶋の左前打で生還(福嶋もレフトが打球を後逸する間に二進)。さらに田中の右前打で二死一、三塁とし日高の左前打で福嶋も生還。続く原田の右前打で二塁から田中を迎え入れてこの回3点を加えた。

5回は一死から遊ゴロ一塁悪送球で福嶋が出塁。田中の中前打と暴投で一死二、三塁から日高の一ゴロの間に福嶋が生還。なおも二死三塁から原田の中前適時打で6-0とした。7回は一死後、福嶋が三ゴロ失で出ると田中の左前打で一、二塁とし、日高の右前適時打で1点を加えた。
小倉は2回一死後、江田が四球を選び、佐藤の遊内野安打、宮地中前打で一死満塁。続く﨑門の投前スクイズで本塁を狙った江田が封殺され得点できなかった。その後は4回、6回に安打が出たが散発に終わり、反撃の機運をつくることができなかった。

小倉の先発は5回戦の久留米商戦に続いてエース加藤。4回戦で先発し6回1失点と好投した蕨野の先発もあるかと思われたが、中2日でエースを立ててきた。
ただ、加藤は立ち上がり制球に苦しみ2つの四球と失策、犠飛でノーヒットで先制を許す。生命線であるスライダーが決まらず、初回だけで34球を要した。
3回は、2巡目に入った飯塚打線の猛攻にさらされる。二死二塁から福嶋がレフトへ強烈なライナーを放ち、打球にややドライブがかかっていたか宮地がグラブに当てながら落球・後逸(記録は安打と失策)。するとそこから田中、日高、原田が息もつかせぬ3連打。いずれも初球あるいは2球目を捕らえ、小倉のお株を奪う集中打でリードを広げた。

飯塚もエース岩橋が5回戦の九産大九州戦に続いて中2日で先発。130キロ超(この日最速134キロ)の直球にチェンジアップ、スライダー、カーブを交える。2回一死から四球と安打2本で満塁のピンチを招いたが、﨑門の投前バントに素早く反応してホームにグラブトス、同点を阻止した。3回以降は多彩な変化球を駆使して危なげのない投球をみせ、堅守にも支えられて二塁を踏ませなかった。
岩橋はこれで2試合連続の完封。3回戦の新宮戦の9回から続く連続イニング無失点を17に伸ばした。チームとしても3試合連続完封勝利で、失策も4試合でわずか1つだけ。投手を中心とした堅い守りでベスト4入りを果たした。

小倉は3回に加藤が4失点したところで蕨野へスイッチする選択肢もあったが、加藤が続投。5回には失策や暴投もからんで決定的な2点を失った。この試合は加藤に託すつもりだったのか、蕨野がマウンドに上がったのは7回に7点目を失ったあとだった。
0-1で迎えた2回一死満塁の場面では強打で一気に畳みかけると思われたが、岩橋を打ち崩すのは難しいと見たかスクイズを敢行。ただ、これも不発に終わってしまい勢いが削がれてしまった。守りでも4つの失策がことごとく失点につながってしまうなど、「らしさ」が発揮できないままの敗戦となってしまった。
ただ、11年ぶりのベスト8入りを果たし名門復活への足掛かりは築いた。加藤、林、良永、棈松ら1年秋から主力としてチームを引っ張ってきた3年生が抜け、蕨野-﨑門のバッテリーを中心とした下級生にバトンが渡される。秋以降の戦いぶりからも目が離せない。
【直近の飯塚戦 観戦記】
‣飯塚3-2新宮(2026年7月13日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 3回戦)
‣飯塚1-0東筑(2026年4月6日/第158回九州地区高校野球福岡大会 決勝)
‣飯塚4-0八幡南(2026年4月5日/第158回九州地区高校野球福岡大会 準決勝)
【直近の小倉戦 観戦記】
‣小倉7-5久留米商(2026年7月18日/第108回全国高校野球選手権福岡大会 5回戦)
‣小倉6-3折尾(2026年5月4日/第54回北九州市長杯争奪高校野球大会 準決勝)
‣小倉10-3戸畑(2025年9月26日/第157回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)



Leave a Reply