中盤以降、着実に得点を重ねた西日本短大附が、投打に筑紫丘を圧倒して快勝した。
▼3回戦(11日・小郡)⇒試合記録
筑紫丘 000 000 =0
西短大附 200 224x =10
(6回コールド)【筑】末吉 【西】池村
西日本短大附は初回、投前バントヒットで出塁した赤司を近藤が送ったあと山田の右中間三塁打を放ち、本塁への返球が逸れる間に山田も還って2点を先制した。
4回は山田が右中間二塁打で出ると川原遊ゴロのあと、湯山の遊ゴロ失で一死一、二塁。打者櫻井(翔)のとき暴投で二、三塁とし、櫻井の左犠飛で川原が生還。さらに小田がライト右への三塁打を放って、この回2点を追加した。

5回は加々良四球、赤司左前打で無死一、二塁。近藤の遊ゴロで赤司が二封され一死一、三塁となったあと、山田は左飛で二死となったが近藤が二盗を決めて二、三塁とし、川原の中前適時打で2人を迎え入れた。
6回は小田四球、鈴木中前打で無死一、二塁から加々良の一ゴロ失で小田が生還してまず1点。なおも無死一、二塁から赤司の遊ゴロ失で満塁とし、近藤の右前打で2点を追加。続く山田の右越え二塁打で試合を決めた。
筑紫丘は初回一死後、大和が四球を選んだが矢野が投ゴロ併殺打に倒れた。3回は二死から牧原が左前打を放ったが二盗に失敗。6回も二死から牧原が右前打で出塁したが後続が倒れて二塁を踏めなかった。
今夏はノーシード、さらに1回戦からの登場となったため、大会6日目にして早くも3試合目となった昨夏優勝校の西日本短大附。春の大会では好機に決定打が出ず、ミスで失点するなど精彩を欠いて敗れたが、きっちり立て直してきた。

今年のチームは昨秋以降2年生が中心で、この試合にも先発メンバーに7人が名を連ねた。初回、切り込み役の赤司(2年)がセーフティバントを決めて出塁すると、山田が右中間を弾丸ライナーで破って先制した。2~3回は筑紫丘先発・末吉の緩急をつけた投球に手こずったが、4回に再び山田が右中間を破る二塁打で打線に火をつけると、小田(2年)の球足の速い一打は一二塁間を破ってそのままライトの右を抜ける三塁打となった。
5回は4番川原(2年)がピッチャー返しで中前に抜ける2点適時打。大型打者の川原だが、初回も変化球を右前にはじき返すなどセンターから右の意識を感じさせる打席が続いた。

6回も3安打を集中して4得点。最後は先制打を放った山田が、この日3本目の長打を中越えに運んで試合に終止符を打った。6回までに12安打で10得点と効率よく得点を重ね、17残塁を記録して敗れた春の大会の悔しさを晴らした形となった。
先発も2年生の池村。小柄な右腕で球威もさほど感じないが、昨年春夏の甲子園に出場したチームのエース・中野投手がそうだったように、直球・スライダーをコーナーいっぱいに集めて凡打の山を築いた。ストライク先行のテンポのよい投球で6回を2安打1四球、要した球数はわずか61球。筑紫丘打線に二塁を踏ませなかった。エース梶原を温存して県大会にチームを導く好投だった。

筑紫丘の先発はエース末吉。直球にスライダー、チェンジアップ、カーブなどで緩急をつけ、セットに入ってから始動するまでの時間を微妙にずらしたりクイックで投げたりしながらタイミングを外そうとする苦心の投球をみせた。初回に2点を許したものの、2回3回はスライダーを引っ掛けさせ、内角直球で詰まらせるなど十分な研究のあとを感じさせる投球をみせた。
4回は山田に二塁打を許したが川原は遊ゴロに仕留め、続く湯山もショート正面のゴロ。ただ、打球の速さもあって竹内がはじいてしまい(記録は失策)、さらに暴投で走者を二、三塁に進めてしまう。強いチームはこういうミスを見逃してくない。櫻井翔(2年)の犠飛と小田の三塁打で2点を失った。
5回も無死一、二塁から近藤はショートへの強いゴロ。6-4-3の併殺コースだったが、二塁送球がワンテンポ遅れて一塁はセーフに。併殺がとれていれば次の山田の左飛でチェンジだったが、川原まで回ったことでタイムリーを浴びて2点を追加され0-6。わずかな隙が失点につながっていった。
打線は、池村のコーナーを丹念につく投球の前に牧原の2安打のみ。反撃のきっかけをつくることができなかった。
【直近の西短大附戦 観戦記】
‣福岡5-4西短大附(2026年3月28日/第158回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)
‣西短大附6-1福岡(2025年9月23日/第157回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)
‣西短大附9-7福大若葉(2025年9月5日/第157回九州地区高校野球福岡大会 2回戦)
【直近の筑紫丘戦 観戦記】
‣沖学園9-7筑紫丘(2025年4月12日/第12回福岡地区高校野球大会 1回戦)
‣八女工6-5筑紫丘(2025年3月21日/第156回全国高校野球選手権福岡大会 1回戦)



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