柳川が12安打で10点と効率よく得点を重ね、投げては先発小坪が久留米高専を2安打に封じて完封した。
▼2回戦(9日・今津運動公園)⇒試合記録
久留米高専 000 00 =0
柳 川 253 0x =10
(5回コールド)
【久】浦田 【柳】小坪
柳川は初回、四球で出た小坪を吉村が送り、安徳二ゴロで二死三塁。時田のセンター右に落ちる二塁打で先制した。続く鳴神も右前に落として時田も還り、この回2点をあげた。
2回は大串が三ゴロ失で出ると伊藤の犠打と暴投で一死三塁とし、梅崎の右飛をライトが落球してまず1点(梅崎三進)。小坪の中越え三塁打で梅崎も還り、吉村の右前打で小坪も生還。さらに安徳左前打、時田中前打で一死満塁から鳴神三飛のあと、瀬戸島の左前打で2人を迎え入れ、この回5点を追加した。

3回は一死から死球で出た梅崎が小坪の左翼線三塁打でホームを踏み、吉村の左前打で小坪も生還。続く安徳の右前打で一死一、二塁とし、時田の右越え二塁打で吉村が還り、この回3点を加えてリードを広げた。
久留米高専は2回一死後、藤吉が四球を選び浦田が送って二死二塁としたが、森が三振。5回は藤吉が一塁線を破って出塁し、浦田の右前打で無死一、二塁としたが後続が倒れて得点できなかった。
投打の二刀流で活躍する小坪、身長189センチの大型打者・時田を擁する柳川が初戦を迎えた。

小坪は立ち上がり、いきなり三者連続三振。この日は直球だけと決めていたのか、捕手とのサイン交換にほとんど時間をかけずに、速いテンポで投げ込んできた。さほど力感のないフォームから放たれるその球は、スピンのかかったようなキレ味よりも重さを感じさせる。8人の右打者が並ぶ久留米高専打線に対して外角直球が中心だったが、時折投げ込む内角球には角度があり、決め球のカットボールと併用することで効果を生みそう。手の内を全て見せたわけではなさそうだったが、その力を十分に感じさせる投球だった。

打者としては1番に入り、2打席目にセンター右をライナーで深々と破る三塁打を放った。3打席目はややこすった感じのフライだったが、それでも左翼線深いところに落ちるなどパワーのあるところを示した。
4番時田は3打数3安打だったが、最初の2本は打ち取られた当たりが外野手の前に落ちたもの。ようやく3打席目にライト頭上をライナーで破る大きな一打を放ち、本領を発揮した。2番吉村は外角低めのスライダーを器用に合わせてライト前に運び、レフト前へのクリーンヒットと合わせて2安打。3番安徳もスライダーをしっかりとためて逆方向に運び、引っ張って一二塁間を破る一打も含め2安打を放つなど、1~4番で9安打6打点を記録した。
久留米高専は春の地区大会まで連合チームとして出場。6人の新入部員を得てこの夏、単独出場にこぎつけた。この試合でも1年生3人が先発出場しており、小坪との対戦は荷が重かった。実際、1巡目はバットに当てるのが精一杯。2巡目に入った4回に逆井が二ゴロを放ち、これが送りバント以外で初めてフェアゾーンに飛んだ打球だった。
それでも5回には、藤吉の一塁線へのゴロがファーストの股間を抜ける初安打となり、1年生の浦田も詰まりながらではあったが一二塁間を破って見せ場は作った。

その浦田は先発投手としてもサイドハンドから直球にスライダーを交え、丁寧にコースをつく投球をみせた。初回の2本のタイムリーはいずれも打ち取った当たりが外野の前に落ちたもの。2回も2つの失策からピンチ招いて連打を浴びるなど、不運な形での失点も多かった。内角も厳しく攻める勇気とコントロールもあり、そのぶん外へのスライダーへの効果を高めた。これから楽しみな投手だ。
守りでは失策が2つあったが、セカンド濱田は3回、センターに抜けようかという伊藤の痛烈なライナーをジャンプ一番好捕する、華麗な守備をみせた。1時間5分の短い試合だったが、持っている力を発揮しての敗戦だった。
【直近の柳川戦 観戦記】
‣柳川10-3春日(2023年7月6日/第105回全国高校野球選手権福岡大会 2回戦)
‣柳川7-0東福岡(2022年3月21日/第150回九州地区高校野球福岡大会 2回戦)
‣自由ケ丘17-7柳川(2021年10月16日/第149回九州地区高校野球福岡大会 準々決勝)



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