小倉工が序盤のリードを、先発梅山の好投と堅守で守り切った。
▼1回戦(7日・北九州)⇒試合記録
星 琳 000 000 010 =1
小倉工 110 000 00x =2
【星】児玉→川口→金子→児玉 【小】梅山
〈本〉中原(小)

初回、中原の左翼ポールを直撃する先頭打者本塁打で先制した小倉工は2回、6番山田が左前打で出塁し、石原が送って一死二塁。浦松の左前打で一死一、三塁としたあと、鹿釜の二ゴロ併殺崩れの間に山田が生還して1点を加えた。その後は追加点を奪えなかったが、この2点を守り切った。
7回まで散発3安打に抑えられていた星琳は8回、代打中村が左前打で出ると(代走竹山)、代打東の時にヒットエンドラン(三ゴロ)で一死二塁。小樋井の遊ゴロで二死三塁とし、児玉の左前適時打で1点を返した。
しかし反撃もここまで。2回二死満塁、3回無死一塁、4回一死二塁と序盤の好機に得点できなかったことが、最後まで響いた。
小倉工の先発は左腕の梅山。120キロ台後半(この日最速131キロ)の直球にスライダーをテンポよく投げ込んでくる。2回に2つの四球などで背負った二死満塁のピンチをしのぐと、3回も無死から安田に中前打を許したものの、けん制で誘い出して自らピンチの芽を摘む。4回も失策の走者を二塁に進められたが、危なげなく後続を打ち取った。

目を見張るような直球のスピード、変化球の切れがあるわけではないが、スライダーを低めに集めて凡打の山を築いた。8回に1点は失ったものの安定感のある投球をみせ、105球で完投した。
守備陣も梅山を盛り立てた。ショート草野は三遊間の深いところから強肩を披露。ファースト浦松は股関節の柔らかさを生かして、ショートバウンドの送球をうまく処理した。7回からサードに入った1年生の河内も堅実な守備を見せ、同じく守備固めに入ったライト中薗は9回、右中間に落ちようかという打球に飛びついて好捕した。
打線もよく振れており3回までに5安打を放って先発児玉を一度、マウンドから下ろした。三度仕掛けた二盗はいずれも失敗に終わったが、アウトになって戻って来る選手にはベンチから拍手が送られるなど、積極的な走塁も光った。

星琳は2年生の児玉が先発。120キロ台なかば(同130キロ)の直球にスライダーをまじえる軟投派左腕だ。制球を乱すことはなかったが、少しでも甘く入ると小倉工打線に芯で捕えられた。3回まで投げ被安打5の2失点で4回からレフトに回った。

4回からエースナンバーをつけた川口がマウンドへ。130キロ台なかば(同136キロ)の直球でグイグイと押してくる本格派タイプの右腕だ。先頭打者を三振に仕留めたが、その後二人を歩かせたところで早くも降板した。
3番手の左腕金子も120キロ台(同126キロ)に100キロ台のスライダーを交える軟投派タイプ。4回のピンチをしのぐと、ヒットは許しながらも7回まで二塁を踏ませず追加点を与えなかった。8回表に1点を返すと、その裏のマウンドには再び児玉上がり、三人をわずか9球で片付けて最終回の攻撃につなげた。

ただ、投手陣の力投に打線が応えられなかった。梅山の低めのスライダーに手を出し、7つを数えた空振り三振やひっかけた当たりの内野ゴロが目立った。ようやく8回、代打中村が直球を強引にレフト前に運ぶと、二死三塁から児玉が直球を三遊間に運んで1点を返した。
追い上げムードの中で迎えた9回は、大貝の三遊間への強打、岡尾の右中間への飛球と、いずれもヒットになってもおかしくない当たりだったが、小倉工の堅守に阻まれた。
【直近の小倉工戦 観戦記】
‣真颯館13-1小倉工(2024年9月15日/第155回九州地区高校野球福岡大会 3回戦)
‣鞍手7-5小倉工(2025年3月20日/第154回全国高校野球選手権福岡大会 2回戦)
【直近の星琳戦 観戦記】
‣星琳5-3小倉東(2025年3月22日/第156回九州地区高校野球福岡大会 2回戦)
‣星琳8-6福大大濠(2023年7月18日/第105回全国高校野球選手権福岡大会 4回戦)



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