’26夏の展望⑧Hブロック~久留米商が本命 挑むは小倉か西南か




第108回全国高校野球選手権福岡大会の開幕(7月4日)を前に、A~Hの各ブロックを展望しながらベスト8の行方を探っていくシリーズの最終回です(文中、学年表記のない選手は3年生)。

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【Hブロック】
シード校=久留米商(南③) 小倉(北⑥

Hブロックは南部第3シードの久留米商を筆頭に小倉、西南学院などがベスト8争いに加わってきそうです。

久留米商・元村

久留米商は2023年夏以降、9大会連続16強以上と安定した成績を残しています。今年のチームも昨秋4強、今春8強と実力は県上位。エース元村は130キロ超の直球に交える落差のあるスライダーを武器に、昨秋の折尾戦では毎回の14三振を奪いました。直球に力のある浦山(2年)が控え、秋はこの二人を中心に準決勝まで勝ち上がってきました。攻撃では古賀(塁)、河口ら大型打者の鋭い打球が外野を襲います。
春は投手・野手とも選手を大きく入れ替えてのベスト8入りで、チーム力を底上げしてきました。夏は4年連続ベスト16と5回戦の壁に阻まれていますが、ブロック内に強豪私立が不在の今年は2017年以来となる8強入りの好機を迎えています。

夏の大会としては10年ぶりにシードされた小倉は昨秋、パート決勝まで進出。春は初戦で敗れたものの、北九州市長杯では優勝するなど古豪復活に向けて前進を続けています。昨夏、1年生ながら初戦で先発起用された蕨野(2年)は多彩な変化球に加えて直球も威力を増し、市長杯準決勝の折尾戦では7回10奪三振。サイド気味に腕を振り出し、130キロ超の力強い直球を投げ込む加藤が抑えを務めます。

小倉・加藤

打線は1年秋から出場を続ける棈松、林、良永の3人が中心。いずれも逆方向に長打力を打てる打者です。打線は鳴りを潜めていても、ひとたび点火すると連打が飛び出します。昨秋の戸畑戦、市長杯の折尾戦ではこの集中打で逆転勝利を掴みました。北福岡大会として開催された2018年にベスト4に入って以来、夏は3回戦の壁が突破できませんが、今年は上位進出への期待が膨らみます。

西南学院・小川

西南学院はここまで目立った成績は残していませんが、春の大会では筑陽学園に3-4と健闘。福岡地区大会でも2勝するなど力をつけています。走塁技術を徹底して磨き、様々な戦術を駆使して相手内野陣を揺さぶります。福岡地区大会の香椎戦では6安打ながら8盗塁を決めて7点を奪いました。スイッチヒッターの吉開を中心にしたシェアな打撃が、機動力野球の土台になっています。
投手は小川、田上の2人が中心で、力のある直球にカーブなどの変化球をコーナーに集める右腕。競り合いに持ち込むためにも、ミスなく試合を運べるかがポイントとなります。




太宰府・山口

太宰府は秋・春・福岡地区大会と2勝ずつあげており、県大会を狙う力のある一校。右サイドハンドの山口は直球で厳しく内角を突き、スライダーを低めに集めて打ち取っていきます。初戦に勝てば、春の大会で大敗を喫した久留米商との対戦。初の県大会出場をかけた一戦となります。

八幡は昨秋、パート決勝まで進出。エース石井は大きな弧を描くカーブで打たせて取る軟投派右腕。強肩強打の外野手・河﨑(2年)が打線をけん引します。香椎工は昨秋、今大会シード校の祐誠を破るなど2勝をあげました。左腕宮尾は緩いスライダーを投球の軸に据え、堅守をバックに打たせて取る投球が持ち味。打力のある福岡西陵も県大会をうかがいます。北部Pパートの4校は実力が接近しており、白熱した県大会争いが繰り広げられそうです。

 




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