’26夏の展望⑥Fブロック~希望が丘,城東に迫る柳川,八女学院,嘉穂




第108回全国高校野球選手権福岡大会の開幕(7月4日)を前に、A~Hの各ブロックを展望しながらベスト8の行方を探っていくシリーズの第6回です(文中、学年表記のない選手は3年生)。

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【Fブロック】
シード校=希望が丘(北④)福工大城東(南⑤)

Fブロックは希望が丘、福工大城東の両シードを軸としながらも、力のあるチームが集結する激戦区となっています。

希望が丘・渡邊

希望が丘は春の大会でベスト4。前チームでも主戦を務めたエース渡邊は、130キロ台後半の直球に鋭いスライダーを交える今大会でも屈指の右腕です。春の大会では準々決勝で久留米商を相手に2失点完投、準決勝でも東筑を9回まで2点に抑えました。2年生右腕の弓削、竹内、仲島も公式戦で経験を積んでおり、左投手にはサイドハンドの鮎川もいます。春までは渡邊が先発・完投する試合が多く見られましたが、夏はどのような投手起用が行われるのか注目されます。

攻撃は前チームからの主力である1番松本、3番仲の左打者2人が中心。いずれも勝負強く、鋭い当たりを外野に飛ばします。春の大会では観戦した4試合で松本は16打数8安打5打点、仲は15打数9安打4打点の大活躍でした。投打とも充実し、ベスト8の有力候補です。

福工大城東・満本

南部のシード校・福工大城東は昨秋のベスト8。大型右腕の上尾﨑、左の満本、右スリークォーターの泉らの継投で勝ち上がってきました。このうちエース格は満本。試合途中でレフトからマウンドに上がり、ロングリリーフもできます。攻撃面ではこの春、左の好打者・山田がケガから復帰。1番に入った福岡地区大会の準々決勝・福大大濠戦では3安打を放ち、柔らかなバットコントロールとスイングの鋭さを見せました。長打力のある5番の平田とあわせて打線をけん引しています。

そのシード両校に多くの難敵が待ち受けます。柳川は小坪、時田と左右の大型選手2人を擁します。いずれも攻撃の中心であり、マウンドにも上がる二刀流。小坪は左腕から130キロ台後半の直球、切れ味鋭いカットボールを投げ込みます。今春の福翔戦では17三振を奪って完封するなど、今大会注目投手の一人。普段サードを守る時田は制球にすぐれ、189センチの長身から角度のある直球を投げ込みます。昨夏は福大大濠に延長タイブレークの末に敗退。その悔しさを知る二人を中心に、5年ぶりのベスト8を目指します。

八女学院・本田

昨夏、初のベスト8入りを果たした八女学院は、前チームから巧打のセカンド出田、1年生ながらスタメン出場を果たしたセンター吉田(2年)が残りました。吉田は走攻守の三拍子揃った選手。左腕エース本田はキレのあるスライダーが武器で、打撃センスも感じさせます。春の大会で1-2と惜敗した福工大城東と再戦の機会があるとすれば5回戦。リベンジを果たした先に、前年に続く8強入りが実現します。

嘉穂・古川

嘉穂は昨秋、今春といずれも飯塚に敗北。しかし秋の0-7から春は3-5と点差が詰まりました。福岡中央地区大会でも希望が丘に1-3と競り合っており、シード校クラスの相手にも互角に戦う力があります。エース古川は昨夏、小倉戦で7回2安打無失点と好投。ブレーキの利いたスライダーにチェンジアップを交え、テンポのよい投球を見せます。打線がどこまで援護できるかがポイントですが、若いチームだけに勢いに乗ると怖い一校。




福翔・大坪

福岡市立の福翔も近年躍進が目立つ一校。今年のチームも昨秋はパート決勝まで進出。春の福岡地区大会でもベスト4入りするなど、上位を賑わせています。エース大坪は小柄な右サイドハンド。個性的な二段モーションから、外角低めいっぱいにスライダーを落としてきます。大型左腕の中島は制球に難がありますが力のある速球が魅力。打線は爆発力はないものの、機動力もからめてしぶとく得点につなげてきます。

北九州市長杯準優勝の北九州市立も力のあるチーム。初戦を勝てばシード校の希望が丘とぶつかることになり、激戦が予想されます。常磐折尾愛真の一戦は春の大会の再戦で、折尾愛真にとってはリベンジマッチとなります。柏陵福岡中央久留米の3校は実力が拮抗しており、このパートも混戦模様。今春に3大大会(春・夏・秋)としては8年ぶりの白星をあげた宇美商は、15年ぶりの夏1勝を目指します。




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