第108回全国高校野球選手権福岡大会の開幕(7月4日)まで2週間を切りました。今年もA~Hの各ブロックを展望しながら、ベスト8の行方を探っていきたいと思います(文中、学年表記のない選手は3年生)。
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【Bブロック】
シード校=祐誠(南④)/八幡南(北⑤)
Bブロックは祐誠、八幡南のシード校に、夏の福岡大会3連覇を狙う西日本短大附、戸畑などが絡んだベスト8争いが予想されます。
祐誠は昨秋こそ初戦で香椎工に敗れましたが、春はベスト8入り。続く筑後地区大会でも準優勝と夏に向けて戦力を整えてきました。打線は前チームからの主力である宮口、菅野、山本らを中心に力があり、春の大会では春日、福工大城東など実力校との対戦も含めた5試合で全て6点を以上をあげてきました。リードを許す試合も多いですが、多少の失点は挽回していく打力があります。

投手陣はここ数年、継投策をとっており、今年も複数の投手でつないでいくスタイルです。上間、萬などのスターターから軟投派左腕の永盛(2年)、昨夏も抑え役を務めた宮本につないでいきます。夏は3年連続でベスト16以上と力を発揮している舞台。南部の第4シードとなった今年も、上位進出を視野に入れます。
夏の大会では2013年以来のノーシードとなった西日本短大附が、このパートに入りました。4季連続の甲子園を目指した昨秋は5回戦で福岡大大濠に、今春は4回戦に福岡に敗れました。いずれも終盤に追いつかれ、延長タイブレークにもちこまれての敗戦。昨年の甲子園を経験した主力が抜け2年生を中心とした若いチームとなったこともあり、試合運びに脆さが見られました。

戦力的には大型打線で鳴らした前チームから小粒にはなったものの、唯一の甲子園メンバーである湯山や赤司(2年)などシュアな打撃をみせる打者が並びます。エース梶原は直球とスライダーを武器に安定した投球を見せますが、課題は立ち上がりの制球力。秋春はミスによる失点も目立ち、守りでも不安を残します。
秋の大会後には長らく同校を率いてきた西村監督が解任され今年1月に浜崎新監督が就任。指導体制が変わり、短期間でのチーム再編というハンデも負います。大本命だった前年から一転、今年は懸念材料が多く目につきますが、個々の力があるのは確か。Cパートには目立った強敵も見当たらず、弾みをつけて県大会に乗り込みたいところです。

西日本短大附が勝ち上がってくると、県大会初戦で激突しそうなのが八幡南です。秋は初戦敗退でしたが、春はベスト4と躍進しました。
エース坂井は130キロ後半の直球にスライダーを交える右腕で、1年秋から主戦として登板するなど経験も豊富。準々決勝の大牟田戦では6回を1安打に抑えました。四死球がやや目立つものの大崩れはしない投手。救援には神谷、中島とマウンド度胸のある2年生右腕が控えます。攻撃では4番徳田が得点源。小柄ですがリストが強く左右に長打が打てます。大牟田戦では3安打6打点の活躍をみせ、勝利を呼び込みました。基本に忠実なプレーをする高校生らしいチームで、4強入りした2015年以来となる8強以上を狙います。

戸畑は家村、石井と140キロ超の直球を持つ二枚看板を擁しますが、秋は4回戦で小倉に、春はパート決勝で飯塚に敗北。いずれも前チームから主戦を任されるなどマウンド経験も豊富ですが、好投しながら勝負処で踏ん張れませんでした。打線は石井、宮崎などスタンドに運ぶ力のある打者もいますが、春の大会では飯塚の左腕・岩橋の前に沈黙。上位進出には打線の援護も欠かせません。昨夏は県大会初戦で祐誠に完封負け。今年も県大会初戦で対戦する可能性があり、リベンジを狙います。
小倉東と小倉工はいずれも春ベスト16。小倉東は市川、大山、能津と前チームからの主力3人が攻撃の中心でセンターラインを固める守備の要でもあります。田中、杉本の右腕二人の踏ん張りがカギを握ります。若松・鞍手竜徳は秋、春、地区大会に続いて連合チームでの出場。夏の福岡大会では連合チームの勝利はまだなく、初白星を狙います。

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