【観戦記】西南学院7-0香椎(福岡地区大会2回戦)




足で揺さぶる西南学院の攻撃が香椎守備陣をかく乱し、7回コールドで快勝した。

西南学院は2回二死後、田上が死球で出塁し、飯島の右越え三塁打で生還。続く渡邉の右前適時打でこの回2点を先制した。3回は江藤が四球を選ぶと二盗を決め、早瀬の二ゴロ失で無死一、三塁とし、吉開の左前打でまず1点。舩越が送って一死二、三塁から、武市の遊ゴロで本塁突入した三走を刺そうとした送球が乱れる間に2人が還って5-0とした。

3回裏 西南学院 無死一、三塁 吉開が左前適時打を放つ

4回は二死から死球で出た早瀬が二盗を決め、吉開の中前打で生還。さらに吉開が二盗のあと暴投で三進し、3者連続の四死球で1点を加えた。投げては先発小川が香椎打線を散発5安打に抑えて完封し、7回コールド勝ちを決めた。

香椎は4回二死から小坂が遊内野安打に一塁悪送球が絡んで二進したが、河野が一ゴロ。5回は二死一塁から内田が二盗、三盗を決めたが野元が二ゴロに倒れ得点できなかった。6回も二死一、二塁、7回も一死二塁と迫ったが決定打を欠き、最後まで流れを掴めなかった。

 第13回福岡地区高校野球大会 2回戦
 (2026年4月18日・土/今津運動公園野球場)
チ    一二三四五六七八九  計HE 球犠振盗残
香  椎 0000000   053 10225
西南学院 023200x   762 71487
(7回コールド)
  香 椎 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7
(遊)寺 園③ 310 右飛    二直  中安
(左)湯 村③ 300 三振    三ゴ  右飛
(指)小 坂➁ 210 二ゴ    遊安  死球
(右)河 野② 300   遊ゴ  一ゴ  一ゴ
(捕)麻 生➂ 330   中安    三安  三安
(中)内 田➂ 300   三振    二ゴ  投ゴ 
(三)山 田➂ 300     右飛  左飛  中飛
(二)野 元➁ 200     左飛  二ゴ
打 濵 﨑➁ 100             中飛
(一)水 田➂ 200     一邪    中飛

投手    回 安球振責  球数
合屋➂   3 4202 71
永安➁   3 2542 67
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 西南学院 年 打安点 1 2  3  4  5 6
(遊)早 瀬 300 中飛   二失 死球 二ゴ
(一)吉開▲➂ 432 左安   左安 中安   中飛
(捕)舩 越➂ 200 中飛   一ギ 四球   遊ゴ
(中)武 市➁ 200   三ゴ 遊失 死球   死球
(右) 林 ➂ 301   左飛 三失 死球   一ゴ
(指)田 上③ 200   死球 遊ゴ 三振
(左)飯 島③ 311   右3 二ゴ    一ゴ

(三)渡 邉➂ 321   右安    三振 中安 
(二)江 藤③ 200     
四球 三振 三振
投手   回 安球振責  球数
小川➂  7 5120 83
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▼試合時間/12:52~14:43 ※公式記録ではありません。
※打者名の下線は左打ち、▲は両打ち。投手名の下線は左投げ
打撃成績の下線は打点あり


ここ数年の西南学院は積極的に走ってくる印象があり、今年のチームも昨秋の伝習館戦で12盗塁を決めている。この試合も、その強みを存分に発揮しての快勝だった。

香椎・合屋

香椎の先発はエース合屋。右サイドハンドから、直球にスピードを殺したカーブを交える。初回一死後、西南学院は吉開が三遊間を破って出塁すると、次打者の初球にいきなり二盗。さらに4球目には三盗を仕掛けた。これは際どくタッチアウトとなったが、初回から機動力野球の片鱗を見せる。2回は二死から死球で出た田上を一塁に置いて、飯島がライナーで右越えに運び先制。続く渡邉も低めのカーブをしぶとくセカンドの右に運ぶと、次打者の2球目にスタート。ここも刺されたが失敗を恐れることなく盗塁を仕掛け、香椎守備陣に重圧をかける。

3回は9番江藤が10球粘って四球を選ぶと、初球で躊躇なくスタートを切る。早瀬はバントの構えからバットを引き、麻生の送球が一瞬遅れて二盗に成功。早瀬の当たりはセカンド左へのゴロとなったが、早瀬の足が頭にあって送球を焦ったか野元がファンブル。初回に左打席でヒットを放った吉開が今後は右打席で三遊間を破って江藤が生還した。さらに舩越が送って一死二、三塁とし、武市は叩きつけた遊ゴロ。香椎内野陣は前進守備を敷いていたが早瀬は構わず本塁をつく。寺園の本塁送球がやや三塁側に逸れてしまい早瀬と交錯して麻生が後逸する間に2者が生還した。

2回裏 西南学院 二死三塁 渡邉が右前適時打を放ち2点目

4回から香椎は2年生の永安が登板。長身から直球に大きなカーブを交える。渡邉、江藤と左打者二人を内角直球で見逃し三振に打ち取る上々の立ち上がりだったが、早瀬に死球を与えて出塁を許してしまう。早瀬は当然のように初球で二盗を決めると吉開は左打席、右打席と交互にたち、最後は左打席で中前にはじき返して早瀬が生還。二盗を決めて短打1本で還って来る攻撃が次々と決まった。

香椎・永安

さらに吉開もディレード気味のスチールを決めると永安の暴投で三進し、四球を選んだ舩越が永安が4球目のセットに入ったところで二塁にスタート、永安が一塁に送球した時にはすでに二塁ベース手前に達していた。一二塁間に挟まれていれば、三走の吉開が本塁に突入する算段だったのだろう。動揺があったか、永安は武市、林に連続死球を与えて押し出しで1点を献上してしまった。

得点にはつながらなかったが5、6回にも二盗を一つずつ決め、終わってみれば8盗塁。盗塁をしなかったのは一塁に立つ機会のなかった飯島と、投手(この試合は指名打者で出場)の田上だけ。出塁すればどの選手も走れるのは大きな武器になっている。



西南学院・小川

西南学院の先発は背番号10の右腕小川。内角を厳しく直球でつき、カーブで緩急をつけてくる。香椎の打者は直球に差し込まれたフライアウトが目立った。小川は5安打を許したがうち3本は内野安打、1本はセンター前へのポテンヒットでクリーンヒットといえるのは6回に寺園に許した中前打だけ。死球は一つあったが無四球と安定感のある投球で、7回を83球で完封した。

香椎は春の大会で福岡大大濠に3-5と善戦したように力のあるチームだが、この日は序盤から完全に主導権を奪われ、攻守ともリズムを作れなかった。5回二死二塁で野元がセーフティバントの構えを見せ、サードが前進する間に二走の内田が三盗を決めたのが数少ない見せ場となった。

【直近の西南学院戦 観戦記】
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【直近の香椎戦 観戦記】
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