九国大付が神村学園破り決勝進出、センバツ確実に~秋季九州大会




休養日を挟んだ第157回九州地区高校野球大会は30日㈭、準決勝2試合が行われました。福岡県代表の九州国際大付は神村学園(鹿児島1位)に5-4で勝って決勝進出を決め、来春のセンバツ出場を確実としました。熊本工(熊本1位)に逆転勝ちした長崎日大(長崎1位)との決勝にのぞみます。

大会最終日の31日㈮に行われる予定だった決勝は雨予報のためすでに順延が発表されており、11月1日㈯10時からSOKKENスタジアムで予定されています。勝ったチームは明治神宮大会(11月14日~明治神宮野球場)に出場します。

 

 

準々決勝で今夏の優勝校・沖縄尚学を下した神村学園と対戦した九国大付は3回に牟禮の2点本塁打で先制すると、同点に追いつかれた5回は柴原の二塁打を契機に二死三塁とし捕逸で勝ち越し。再び同点とされた直後の6回には3本の短打つくった二死満塁から、渡邉が中前に2点打を放って突き放しました。先発の岩見は4回2失点で踏ん張り、5回から救援した渡邉も2点を失いましたが1点差を守り切り、優勝した2021年秋以来となる決勝進出を決めました。

第一試合は3点を追う長崎日大が8回に一死満塁から3者連続タイムリーが飛び出して逆転。2試合連続完投勝利の熊本工・堤を攻略し、2022年秋以来となる決勝進出を決めました。

[ひなたサンマリン]
◆準決勝
長崎日大 000 000 040 =4
熊本工  100 020 000 =3
【長】中村→古賀【熊】堤→井藤

◆準決勝
九国大付 002 012 000 =5
神村学園 001 110 010 =4
【九】岩見→渡邉【神】龍頭
〈本〉牟禮(九)川本(神)

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九州国際大付は、神村学園のエース龍頭に12安打を浴びせて打ち勝ちました。1番牟禮、3番吉田、5番岩見が複数安打。単打4本で2点をあげた6回に象徴されるように、各打者はセンター中心に打ち返す打撃を徹底して龍頭を攻略。常に先手を奪い続けて主導権を譲らず、投手陣を援護しました。

先発は初戦、準々決勝に続いて左腕岩見。この日も4回まで5つの四球を出すなど毎回のように走者を背負う投球。3回は四球の走者2人を置いて川崎にタイムリー、4回は川本に一発を浴び同点に追い付かれてこの回で降板。さすがに神村学園の打者には甘く入ると捕らえられましたが、切れのあるスライダーを武器に2失点で踏ん張りました。5回から登板した渡邉も登板直後に連打と内野ゴロで1点、8回も四球からピンチを招き1番今井に適時打を浴びて1点を許しましたが最少失点にとどめ、1点差を守り切りました。

これで来春のセンバツ出場は確実に。実力校の神村学園を下して九州ナンバーワンまであと1勝とし、明治神宮大会出場に期待が膨らみます。

〈大会最終日の試合予定〉
◇決勝
[11/1~SOKKENスタジアム]
 ▸長崎日大(長崎1位)―九国大付(福岡1位)

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