来春のセンバツ選考の重要資料となる第157回九州地区高校野球大会が25日㈯に宮崎市で開幕しました。初日は1回戦4試合が行われ、福岡2位で出場の福岡大大濠は熊本工(熊本1位)に1-4で敗れて初戦敗退。5年ぶりのセンバツ出場は絶望的となりました。
福大大濠の先発はエース波多江。初回死球の走者を犠打で送られ3番山口に適時打を浴びて先制を許すと、2回は先頭の古賀に本塁打を浴びて0-2。しかし3回から7回までは1安打に抑えて味方の反撃を待ちます。追い上げたい打線は初回二死一、二塁、2回一死二、三塁、4回二死二塁と再三の好機に一本が出ず、7回は二死三塁から波多江に代打を送りましたが無得点。直後の8回に2点を失って力尽きました。中盤以降は福大大濠が押し気味に試合を進め、熊本工を上回る7安打を放ちましたが8回に1点を返すのがやっとでした。
第二試合は明豊が5回に連打と敵失、犠飛で3点を先制しましたが、日本ウェルネス沖縄は7回に敵失で出た走者を二塁に置いて代打・大湾の適時打で1点を返すと、9回二死一、二塁から長山の適時打と暴投で追いつき延長タイブレークへ。10回表、日本ウェルネス沖縄は二死満塁から押し出しで勝ち越した後、中村の走者一掃の三塁打で突き放し、そのまま逃げ切りました。
[ひなたサンマリン]
◆1回戦
熊本工 110 000 020 =4
福大大濠 000 000 010 =1
【熊】堤【福】波多江→原
〈本〉古賀(熊)
◆1回戦(延長10回タイブレーク)
ウェルネス 000 000 102 4 =7
明豊 000 030 000 0 =3
【ウ】長山【明】阪口→藤澤→阪口→藤
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SOKKENスタジアムで行われた開幕試合は、長崎日大の先発小池が走者を出しながらも8回を無失点と好投。打線も2番鶴山が4打点の活躍を見せるなど好機に効果的な適時打が生まれ、龍谷に6-0で快勝しました。
第二試合は1点を追う小林西が6回に振り逃げと2つの四球で満塁として犠飛で追いつくと、続く7回には相手の連続失策で一死二、三塁とし、スクイズを決めて勝ち越し。出水中央も7回一死二、三塁、9回二死一、二塁と迫りましたが決定打を欠き1点差に泣きました。
[SOKKENスタジアム]
◆1回戦
龍谷 000 000 000 =0
長崎日大 001 030 20x =6
【龍】鶴園→右近【長】小池→髙山
◆1回戦
小林西 000 001 100 =2
出水中央 000 100 000 =1
【小】川原→橋立→児玉【出】竹山
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大会2日目の26日㈰は1回戦の残り4試合が予定されており、福岡1位の九州国際大付は杵築(大分2位)と対戦します。
〈大会第2日の試合予定〉
◇1回戦
[ひなたサンマリン]
▸沖縄尚学(沖縄1位)-有明(熊本2位)
▸神村学園(鹿児島1位)ー宮﨑学園(宮崎2位)
[SOKKENスタジアム]
▸杵築(大分2位)ー九国大付(福岡1位)
▸唐津商(佐賀1位)ー長崎西(長崎2位)


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