’25春季大会展望④Ⅾパート~小倉,久留米商,真颯館などの上位争い




【南部Ⅾパート】
南部Dパートはシード校の久留米商が中心ですが、福岡第一、浮羽究真館、福工大城東、春日なども8強争いにからんできそうです。

久留米商・持地

久留米商は昨秋のベスト8。準々決勝で育徳館に2-3で競り負けました。エース持地は右サイドハンドから力のある直球、スライダーをコーナーに決め、高い制球力を誇ります。昨夏も主戦として活躍するなど経験も十分。ただ打線は4番稲用の強打は目に留まるものの、昨秋は5試合で19得点とやや物足りない数字です。ここ数年は常に上位に顔を出しながらも得点力不足に泣き、壁を破れないでいる印象の同校。秋に続く8強入り、さらにその上を目指すには得点力のアップが欠かせません。

福岡第一は昨秋、パート決勝まで進出。西日本短大附にコールド負けを喫しましたが、ここでは実績上位です。昨夏のマウンドを経験している右腕本庄は、伸びのある直球と緩急差のあるカーブを投げ分けます。

浮羽究真館・國武

浮羽究真館も初の県大会を狙います。昨秋は大牟田などを破ってパート決勝まで進出。2005年に浮羽と浮羽東が統合・開校して以来、初めて県16強入りを果たしました。サイドハンドのエース國武は変化球を内外角低めに集め、大牟田戦では10奪三振。打線は出利葉、濱野、井上の中軸に力があり、機動力もからめて得点をあげていきます。

例年なら上位候補に挙がってくるチームも虎視眈々と8強入りを狙います。福工大城東は前チームから1番和田、捕手の関を残して主力が抜け、秋は4回戦で筑陽学園に敗北。夏に向けてどこまで戦力を整えてくるでしょうか。前年春の優勝校・春日、同4強の九産大九産も選手が大きく入れ替わっており、2年連続の県大会出場に向けて新戦力がどこまで活躍するか注目されます。

筑前は昨秋の初戦でシード福岡工を破りました。昨夏も登板した右腕原田(2年)は縦に落ちてくる変化球が冴え、浮羽究真館とパート決勝進出を争いそうです。

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【北部Ⅾパート】

北部Dパートのベスト8争いは小倉、真颯館、東筑紫学園の三つ巴の展開が予想されます。

小倉・田中

シード校小倉は昨秋のベスト8。戦前の下馬評はそれほど高くありませんでしたが3回戦で九州国際大付をコールドで下すと、パート決勝でも東海大福岡にコールド勝ち。2018年春以来となる県大会出場を決めました。原動力となった打線は、上位から下位までどこからでもチャンスメイクできる力があります。中でも左の好打者・林、長打力のある良永の中軸2人は2年生ながら勝負強い打撃を見せます。エース田中は、直球に打者の手元で沈む変化球を交える左腕。秋は制球力にやや課題を残しましたが、走者を出しても簡単に得点を許さない粘りがあります。

真颯館・村田

昨秋のシード校・真颯館は4回戦で常磐に2-3と競り負けました。昨夏からマウンドを守る左腕・村田は130キロ前後の直球を右打者の内角低めいっぱに投げ込みます。スライダー、カーブの制球もよく安定感を感じさせる投手。打線は小倉工戦で7回までに17安打で13得点。大振りせず鋭い打球を左右に飛ばします。3月末で退任する末次監督の花道を飾りたいところ。その真颯館と対戦する豊国学園は、夏に県大会に進出したチームから中軸3人にエース小嶋が残り、好ゲームとなりそうです。

東筑紫学園・津田

東筑紫学園は昨秋、シード宗像を破ってパート決勝まで進出しました。前チームから主戦を務めてきた渡邊、津田の2人の右腕をはじめ、4番九木田、昨夏本塁打を放った小野など経験豊富な選手を多数そろえます。北九州市立は昨秋、初戦で8強まで勝ち進んだ折尾愛真にタイブレークの末に敗れましたが、こちらも前チームの主力が複数残り有力な一校です。

中間は昨秋2試合で17得点。五百川が折尾戦で本塁打を放つなど打力があり、左腕知京はスライダーを低めに集めて好投しました。須恵―北九州高専は昨秋の再戦。秋は須恵がコールド勝ちで圧倒しましたが、少人数ながら健闘を続ける北九州高専の戦いぶりにも期待したいところです。

※学年表記は新年度の学年。表記のない選手は新3年生

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