雨のため2日間延期となった第155回九州地区高校野球大会は大会5日目の3日(日)、準決勝2試合が行われました。
第二試合に登場した西日本短大附(福岡1位)は沖縄尚学(沖縄1位)に1-11の6回コールド負け。2022年春以来となる決勝進出はなりませんでした。
柳ヶ浦(大分2位)とエナジックスポーツ(沖縄2位)が対戦した第一試合は、エナジックスポーツが4-2で競り勝ち、初の決勝進出を決めました。沖縄県のチーム同士の決勝は2013年秋の沖縄尚学―美里工以来で、この時の美里工の監督は現・エナジックスポーツの神谷嘉宗監督。11年ぶりに比嘉公也監督と神谷監督が九州大会決勝の舞台で顔をあわせます。
西日本短大附はエース中野が先発しましたが、変化球が高めに甘く入るシーンが目立ち、1回裏一死満塁から5連打を浴びるなど8安打に2つの四球が絡んで8失点。早めに点差を縮めたい打線は、沖縄尚学の1年生エース末吉から2回に佐藤の二塁打と二つの内野ゴロで1点を返したものの、3回の一死一、二塁、4回二死二塁と好機をつくりながら一本が出ませんでした。
その後も中野投手も立ち直ることができず3、5回と追加点を与えて1-10。最後は6回一死二塁からの左飛で内野への返球が乱れる間に二走の生還を許してのコールド負け。13安打を浴び失策3と守備も乱れ、いいところなく敗れました。
第一試合は2回に先制したエナジックスポーツが、その後も柳ヶ浦(大分2位)投手陣の制球難につけこんで小刻みに得点を重ね、投げては左腕エースの久高が6安打2失点にまとめて完投。初の決勝進出を果たしました。
[別大興産スタジアム]
◆準決勝
柳ヶ浦 000 100 100 =2
エナジック 010 101 01x =4
【柳】宮原→杉本→渋谷→宮城【エ】久高
◆準決勝(6回コールド)
西短大附 010 000 =1
沖縄尚学 801 011x =11
【西】中野【沖】末吉
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4日(月)は決勝が行われ、沖縄尚学は2022年秋以来6度目の、エナジックスポーツは初の優勝を目指します。勝者は明治神宮大会への出場権を獲得。初戦となる2回戦で敦賀気比(北信越・福井)と対戦します。
〈大会第6日の試合予定〉
◇決勝[別大興産スタジアム]
▸エナジックスポーツ(沖縄2位)-沖縄尚学(沖縄1位)
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