今日から県大会、8強が激突~秋季大会




第155回九州地区高校野球福岡大会は、5日(土)から南北各4校による県大会に入ります。決勝に進出した2校が26日(土)から大分県で行われる九州大会に出場します。

県大会に出場するのは南部が東福岡・久留米商・西日本短大附・修猷館、北部が小倉・育徳館・折尾愛真・希望が丘の全8校。シード校で勝ち上がったのは西日本短大附1校のみということになりました。

特に北部は有力校の敗退が相次ぎました。この10年間(2014年秋以降)、春秋の県大会には九州国際大付、飯塚、自由ケ丘のいずれか1校が顔を出してきましたが、今大会はその3校の姿がありません。育徳館、折尾愛真、希望が丘は九州大会の出場経験がなく、小倉も最後に出場したのは2015年秋(2018年春は出場辞退)。フレッシュな顔ぶれとなりました。

東福岡・近藤

東福岡ー小倉は打撃のよい両校による対戦。小倉は昨夏優勝の九州国際大付、昨秋優勝の東海大福岡と強豪校にいずれもコールド勝ちをおさめるなど、旋風を巻き起こしています。吉原・林・良永など好打者を揃え4試合で34得点は8校中最多です。東福岡も県大会の常連・福岡大大濠を5回戦で下しての進出。上位から下位まで切れ目のない打線に加え、右腕近藤ら投手陣もここまで4試合で3失点の堅守も光ります。総合力では東福岡が上回りますが、小倉にはここぞの集中打と勢いがあります。

久留米商・持地

久留米商—育徳館は持地、島という、今大会屈指の両右腕による投手戦が予想されます。いずれも力のある直球を軸に変化球で緩急をつけ、制球力も高く見ごたえのある投げ合いが期待されます。打力では祐誠、筑陽学園と実力校を下してきた久留米商がやや上回るでしょうか。

西日本短大附は今夏甲子園を経験した奥、斉藤、安田、山下らが残る打線に力があります。沖学園、福岡第一などにコールド勝ちをおさめるなど、貫禄十分の勝ち上がり。中野を中心とする投手陣も4試合で5失点と安定しています。甲子園で激戦を戦ってきた経験値もあり、優勝候補の最右翼です。打撃戦、投手戦ときわどい試合を制してきた折尾愛真がどこまで食い下がれるか、注目されます。

修猷館・田﨑

修猷館は派手さはないもののエース田﨑を中心にとした堅守で勝ち上がってきました。希望が丘は飯塚を破っての進出。野口、嘉藤、井上、複数の投手を揃え、打線も長﨑・小串を中心に力があります。打ちあいになると希望が丘に分がありそうで、修猷館としては競り合いに持ち込み勝機をうかがいところ。

勝ちがった4校は12日(土)に九州大会をかけた準決勝にのぞみます。

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