
第106回全国高校野球選手権福岡大会は4日(木)、北部で2回戦8試合、南部で2回戦10試合が行われました。すべての試合が予定通りに行われたのは初日以来。この日もシード校が5校(九国大付、真颯館、糸島、久留米商、沖学園)が登場し、いずれも初戦を突破しました。
5日(金)は北部で2回戦8試合、南部で2回戦12試合の計20試合が予定されています。大会を通して一日でもっとも多くの試合が行われる日となり、南北大会も佳境を迎えます。
【北部】———–————–———–———–—
〈北九州市民球場〉—————
第一試合には3年連続優勝をねらう九州国際大付が小倉商と対戦。3回までに7点をあげて主導権を握り、先発今村投手が小倉商を3安打に抑えて完封。7回コールドで快勝しました。北筑は9安打に14四死球をからめて筑豊から13点を奪い、北九州市立は4回までに14安打12得点の猛攻をみせて稲築志耕館を圧倒、それぞれ5回コールド勝ちをおさめました。
▼2回戦
小倉商 000 000 0 =0
九国大付 205 000 x =7
【小】緒方→野上【九】今村
〔九国大付は3回戦で八幡中央と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
北筑 160 60 =13
筑豊 000 00 =0
【北】橋本→遠藤→豊福【筑】臼杵
〔北筑は3回戦で大和青藍と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
稲築志耕館 000 00 =0
北九州市立 301 8x =12
【稲】守谷→大田【北】永田→高見
〔北九州市立は3回戦で真颯館と対戦〕
〈光陵グリーンスタジアム〉—————
第一試合は真颯館の2年生左腕・村田投手が被安打3・10奪三振の好投をみせて高稜を完封。5-0で初戦を突破しました。第二試合は小倉工が11安打に6盗塁をからめて13ー0で遠賀に5回コールド勝ち。9年ぶりの単独出場となった遠賀でしたが、初戦を飾ることはできませんでした。
▼2回戦
高稜 000 000 000 =0
真颯館 120 100 01x =5
【高】戸津川【真】村田
〔真颯館は3回戦で北九州市立と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
遠賀 000 00 =0
小倉工 631 3x =13
【遠】市丸【小】柳瀬→灘
〔小倉工は3回戦で嘉穂と対戦〕
〈筑豊緑地野球場〉—————
第一試合は先行する行橋を八幡中央が追う展開となりましたが、5回に逆転した八幡中央がそのまま押し切って接戦を制しました。投手戦となった第二試合は大和青藍が昨秋16強の直方にサヨナラ勝ち。4番松井が2打点、投げては好救援と活躍しました。第三試合も嘉穂・脇元、折尾愛真・桑平がそれぞれ11三振を奪う力投をみせましたが、嘉穂が1点のリードを守り切って競り勝ちました。
▼2回戦
行橋 002 010 000 =3
八幡中央 001 120 10x =5
【行】有墨→末松【八】田川
〔八幡中央は3回戦で九国大付と対戦〕
▼2回戦
直方 000 010 000 =1
大和青藍 100 000 001x=2
【直】塚本→柴田【大】寺田→松井
〔大和青藍は3回戦で北筑と対戦〕
▼2回戦
嘉穂 000 101 000 =2
折尾愛真 000 000 100 =1
【嘉】脇元【折】桑平
〔嘉穂は3回戦で小倉工と対戦〕
【南部】———–————–———–———–—
〈春日公園野球場〉—————
第一試合は久留米学園が磯野~酒井康とつないで八女農を完封。2018年夏以来となる白星をあげました。八女農の古賀投手も14奪三振と力投しましたが及びませんでした。南筑は0-0で迎えた6回に一挙8点を奪って福岡農に7回コールド勝ち。今夏の2勝目をあげました。シード糸島は3投手が一人の走者も許さず三池を完封。3回戦は強打の柳川と対戦します。
▼2回戦
久留米学園 101 020 000 =4
八女農 000 000 000 =0
【久】磯野→酒井康【八】古賀
〔久留米学園は3回戦で香椎工ー福岡第一の勝者と対戦〕
▼2回戦(7回コールド)
福岡農 000 000 0 =0
南筑 000 008 x =8
【福】大松→入江【南】菊池
〔南筑は3回戦で小郡ー久留米筑水の勝者と対戦〕
▼2回戦(7回コールド)
糸島 060 120 0 =9
三池 000 000 0 =0
【糸】横山→小川→吉原【三】野田→古賀
〔糸島は3回戦で柳川と対戦〕
〈小郡市野球場〉—————
第一試合は初回から得点を重ねた香椎が三池工に7回コールドで快勝。福岡・井﨑、武蔵台・熊谷による投手戦となった第二試合は、福岡がサヨナラ勝ち。昨夏に続いて福岡に軍配があがりました。春の福岡地区大会優勝の沖学園は初回に5点を奪うと、その後も得点を重ねて筑紫丘を8回コールドで退けました。
▼2回戦(7回コールド)
香椎 341 010 0 =9
三池工 000 000 0 =0
【香】下川→工藤→浜田【三】西口→野田
〔香椎は3回戦で明善ー朝倉の勝者と対戦〕
▼2回戦
武蔵台 000 000 000 =0
福岡 000 000 001x=1
【武】熊谷【福】井﨑
〔福岡は3回戦で筑陽学園ー玄洋の勝者と対戦〕
▼2回戦(8回コールド)
沖学園 501 200 11 =10
筑紫丘 000 010 20 =3
【沖】川畑→二ノ宮→大坪【筑】奥村→溝添
〔沖学園は3回戦で朝倉光陽ー福岡中央の勝者と対戦〕
〈久留米市野球場〉—————
第一試合は久留米商が八女学院の4投手に12安打に浴びせて6点を奪い、守備陣も再三の好守をみせて快勝。第二試合は同点で迎えた9回表に山下が決勝打を放ち、筑紫中央が博多に競り勝ちました。3回戦は春の優勝校・春日に挑みます。第三試合は福岡大若葉が3投手の継投で1点のリードを守り切り、福翔を下しました。
▼2回戦
久留米商 003 000 300 =6
八女学院 000 000 100 =1
【久】持地→今門→柳【八】丸山→本田→石飛→大城
〔久留米商は3回戦で福島と対戦〕

▼2回戦
筑紫中央 100 300 001 =5
博多 001 102 000 =4
【筑】荒平【博】千住→三溝
〔筑紫中央は3回戦で春日と対戦〕
▼2回戦
福翔 000 100 000 =1
福大若葉 010 010 00x =2
【翔】力丸【福】川村→川原→井上
〔福大若葉は3回戦で九産大九産と対戦〕
〈大牟田延命球場〉—————
前日雨のため順延となった一戦は序盤から柳川が4回までに9-1と大量リード。筑紫台も5回に7点を奪って1点差まで迫りましたが、その後も柳川は得点を重ねて突き放し、19安打15得点の猛打で乱戦を制しました。
▼2回戦(7回コールド)
筑紫台 100 070 0 =8
柳川 242 113 2x=15
【筑】末吉→草場→樋口→赤星
【柳】吉永→小坪→坂田→井上
〔柳川は3回戦で糸島と対戦〕
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<5日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【北部】(2回戦)
▼北九州市民
–①東筑-八幡工 ②育徳館-北九州高専 ③常磐-田川
▼光陵GS
–①小倉東-築上西 ②須恵-田川科技・東鷹
▼筑豊緑地
–①戸畑工-希望が丘②飯塚-鞍手竜徳③嘉穂総合-門司学園
【南部】(2回戦)
▼春日公園
–①筑陽学園-玄洋②福岡第一-香椎工③中村三陽-福岡常葉
▼小郡
–①博多工-山門 ②小郡-久留米筑水 ③修猷館-三潴
▼久留米
–①久留米高専-九産大九州 ②明善-朝倉 ③八女工-東福岡
▼大牟田延命
–①三井-伝習館 ②祐誠-香住丘 ③朝倉光陽-福岡中央
※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください
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