福大大濠は海星、西短大附は長崎日大と対戦~春季九州大会




4月22日(土)に熊本県で開幕する第152回九州地区高校野球大会の組み合わせ抽選が13日(木)に行われ、対戦相手が決まりました。春の福岡大会を制した福岡大大濠は海星、準優勝の西日本短大附は長崎日大、いずれも今春の選抜大会に出場した長崎勢と対戦します。

福大大濠・柴田

福岡大大濠と対戦する海星は昨秋の九州大会で西日本短大附を3-2で下して4強入り。センバツでは初戦で社(兵庫)に5-1と快勝したあと、3回戦では広陵(広島)に2-3で敗れましたが、吉田(左)高野(右)の継投で2試合4失点に抑えました。攻撃では果敢に盗塁を仕掛けてくるチームで、センバツでは2試合で4盗塁、昨秋九州大会でも3試合で7盗塁を決めています。

福岡大大濠としては好調の打線が吉田、高野の両投手から早めに得点を奪って主導権を握りたいところ。投手陣は福岡大会で安定した投球を見せた柴田(2年)を中心に松尾、鯉川、平川ら右の本格派、さらに軟投派左腕の小峰(2年)を交えた継投となりそうです。強肩の藤田捕手が、海星の足をどう封じるかも注目されます。初戦を突破すれば一気に頂点も狙えそうです。

西短大附・中塚

西日本短大附の対戦相手・長崎日大はセンバツ初戦で龍谷大平安(京都)に3-4と逆転負けを喫しましたが、古豪相手に互角の戦いを演じました。広田、西尾という右の二枚看板を擁し、粘り強く戦うチーム。接戦に強いという意味では西日本短大附と同じようなチームカラーと言えます。

福岡大会では5回戦以降すべての試合で2桁安打を放っている西日本短大附の大型打線が、長崎日大投手陣をどう攻略するかが見どころと言えます。投手陣はエース中塚が一人で投げ抜くことになりそうで、持ち味である粘りの投球が見られそうですが、上位進出にはやはり打線の援護が欠かせません。順当に勝ち上がれば準決勝で昨秋優勝の沖縄尚学と対戦する可能性があります。準々決勝で1点差で敗れてセンバツを逃した悔しさを、昨秋王者を倒すことで少しでも晴らしたいところです。

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