福大大濠が西短大附に雪辱、5季ぶりの優勝~春季大会最終日




第152回九州地区高校野球福岡大会は大会最終日の10日(月)久留米市野球場で決勝が行われ、福岡大大濠が昨秋準決勝で敗れた西日本短大附を下し、2020年秋以来となる5季ぶりの優勝を飾りました。南部・北部で県1位校を決定するようになった1998年秋以降、3度目の優勝(春は初)となりました。また、8日(土)に同球場で行われた3位決定戦では希望が丘が福工大城東を破りました。

福岡大大濠と西日本短大附は、4月22日(土)から熊本県で開催される九州大会に出場。組み合わせ抽選は13日(木)に予定されています。

【10日の結果】———–——

▼決勝 福岡大大濠-西日本短大附
福岡大大濠・小峰、西日本短大附・尾方、両2年生の先発で始まった試合は、両校合わせて28安打・14四死球が飛び出す乱戦となりました。1回裏に多久の3点本塁打で逆転した西日本短大附に対し、福岡大大濠は3回、死球を挟む5連打と犠飛で5点を奪って逆転。その後も攻撃の手を緩めず、6回までに12得点を挙げてリードを広げました。

西日本短大附は7回、満塁から押し出し四球と井上の走者一掃の適時三塁打で4点、8回には轟木の本塁打で1点を返して追い上げますが及ばず、昨春、秋に続く3季連続優勝はなりませんでした。

◇決勝(久留米)
福大大濠
105 213 010=13

西短大附 300 010 410=9
【福】小峰→松尾→鯉川【西】尾方→兼次→村上
〈本〉藤田(福)多久、轟木(西)

【8日の結果】———–——

▼3位決定戦 福工大城東-希望が丘
福工大城東は川畑、希望が丘は中山の先発で試合開始。2点のリードを許した希望が丘は3回に敵失で逆転すると、この試合は6番センターで出場したエース江越の4打点の活躍で5回6回に7点を挙げて突き放しました。中山は福工大城東に14安打を浴びながらも4点に抑えて完投。創部以来、最高成績となる県3位で大会を終えました。

◇3位決定戦(久留米)
福工大城東 110 002 000=4
希望が丘  012 034 00x-10

【福】川畑→小林→藤家【希】中山

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新型コロナによる影響で中止になった2020年夏以降の優勝校は以下の通りで、福岡大大濠、九州国際大付、西日本短大附の3校による独占状態が続いています。今夏も、この3校を中心とした優勝争いが繰り広げられそうです。

【2020年秋以降の県大会の優勝校】
2020秋 福大大濠(九州大会準優勝)→センバツ出場
2021春 九国大付(九州大会準優勝)
2021夏 西短大附
2021秋 九国大付(九州大会優勝)→センバツ出場
2022春 西短大附(九州大会準優勝)
2022夏 九国大付
2022秋 西短大附(九州大会8強)
2023春 福大大濠(九州大会へ)

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