西短が大逆転サヨナラ、希望が丘は初の県4強~春季大会第13日




第152回九州地区高校野球福岡大会は2日(日)、北九州市民球場で準々決勝の残り2試合が行われました。いずれも前日に続き最終回までもつれる熱戦となり、西日本短大附と希望が丘が準決勝進出を決めました。準決勝は休養日を挟んだ4日(火)に久留米市野球場に会場を移して行われ、決勝進出および九州大会に出場する2校が決まります。

【2日の結果】———–——
〔第1試合〕西日本短大附-九州国際大付
初回から九州国際大付打線が西日本短大附の先発・中塚投手に襲い掛かり、敵失もからめて4回までに7-1と大きくリード。西日本短大附も小刻みに点を返していきますが7回を終えて9-3、このまま九州国際大付が押し切ると思われました。しかし8回、それまで力投を続けてきた九州国際大付の先発・田端投手の降板を機に流れが変わります。

【西短大附-九国大付】9回裏西短大附無死満塁 高峰のサヨナラ打で生還した江口を迎える西短大附ナイン

5点を追う9回裏、西日本短大附は多久の二塁打で反撃の狼煙をあげると死球を挟み4連打で2点を返し、なおも無死満塁。九州国際大付は4番手に昨夏活躍した池田投手を投入しますが、ここで内野に痛恨の失策が出て遂に1点差。九州国際大付は申告敬遠で満塁策をとりますが西日本短大附の勢いは止まらず、村上が同点打を中前に運ぶと、最後は4番高峰が左前にサヨナラ打を放ち、大逆転勝利を掴みました。

西日本短大附は昨春、昨秋に続くベスト4入りとなり、3季連続優勝まであと2勝に迫りました。

▼準々決勝
九国大付 401 200 201 =10
西短大附 010 011 026x=11
【九】田端→木塚→徳永→池田【西】中塚

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〔第2試合〕大牟田-希望が丘
ノーシード校同士の対戦となった準々決勝最後の試合は序盤、大牟田が小刻みに得点を重ねて3-0とリード。投げては先発の境投手が希望が丘打線を5回まで2安打に抑える好投を見せ、6回表には成清の2点本塁打も飛び出して5-0、コールドゲームも視野に入る展開となりました。

【大牟田-希望が丘】9回裏希望が丘二死一、二塁 石本の左中間安打で江藤がサヨナラのホームイン

しかし希望が丘は6回裏に二死から四球を挟む4連打で3点を返して境投手をマウンドから降ろすと、7回に1点差に迫り、8回に遂に追いつきます。希望が丘の先発・江越投手も走者を背負いながら追加点を許さず、同点のまま迎えた9回裏、二死一、二塁の好機に2番石本が左中間へサヨナラ打。5点差をひっくり返し、第一試合に続く大逆転劇となりました。

希望が丘は創部以来、初の県4強入り(北部ベスト4は過去実績あり)を果たし、準決勝で西日本短大附と対戦します。

▼準々決勝
大牟田  101 102 000 =5
希望が丘 000 003 111x=6
【大】境→猿渡→久保山→岡部【希】江越
〈本〉成清(大)

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<大会第14日(4日)の試合予定> ———–赤字はシード校
【県大会】
◇久留米(準決勝)
▸第1試合(10時~)福工大城東-福岡大大濠
▸第2試合(13時~)西日本短大附-希望が丘

※日程・会場・試合結果などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

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