春季福岡大会の組み合わせ決定、3/19開幕




第152回九州地区高校野球福岡大会(春季福岡大会)の組み合わせ抽選が22日(水)に行われ、対戦相手が決まりました。大会は3月19日(日)に開幕。南北各4校による県大会は4月1日(土)から久留米市野球場などで行われ、4月4日(火)に準決勝、5日(水)に決勝の予定です。上位2校が4月22日(土)から熊本県で開催される九州大会に出場します。

大会には北部61チーム(65校)、南部69チーム(71校)のあわせて130チーム(136校)が参加。連合チームは北部の「遠賀・筑豊・築上西・行橋」「田川科技・東鷹」、南部の「久留米筑水・久留米学園」「大川樟風・ありあけ新世」の計4チームで、1大会で連合チームが4校出場するのは初めてのこととなります。大川樟風は初めて連合チームとして出場します。昨春と比べて2チーム(4校)増、昨秋とチームは同じですが1校増となりました。北部の西田川、南部の大牟田北の2校が不参加となりました。

昨秋県大会に出場した8校がシードされました。優勝争いは昨秋の福岡大会を制した西日本短大附などシード勢を中心に繰り広げられそうですが、九州国際大付、福工大城東、久留米商、福岡第一など実力校の巻き返しも見どころになりそうです。

昨秋の九州大会に出場した西日本短大附東福岡は強打で秋の福岡大会を勝ち上がってきました。九州大会では共に準々決勝で惜敗して甲子園にはあと一歩届きませんでしたが、県内では実力上位です。創部以来初のベスト4入りを果たした近大福岡も上位打線を中心に打力のあるチーム。福岡大大濠は右の本格派投手を3人抱え、東海大福岡は変則左腕・森田の投球術が光ります。中村、藤原と速球派投手を揃える飯塚も、ひと冬超えて戦力を大きく伸ばしてきそうです。

秋は初戦敗退に終わった九州国際大付は甲子園を経験した右腕池田、4番佐倉が投打の中心。分厚い選手層をバックに巻き返しは必至で、ひと冬超えたスラッガー・佐倉の打棒にも注目です。福工大城東は園田、久留米商は中島と、昨夏活躍した本格派右腕を軸に県大会を狙います。福岡第一も昨夏必勝リレーの一翼を担った川波、前田と左右の柱が健在で、有力な一校です。

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組み合わせ表を俯瞰すると、北部はCパートに実力校が集まりました。中でも九州国際大付―東筑は初戦屈指の好カード。その九州国際大付を昨秋破った北筑も同居し、シード・近大福岡をまじえた県大会争いは激しくなりそうです。

南部ではDパートに力のあるチームが揃いました。初戦で対戦する東福岡-八女学院も楽しみな一戦。急速に力をつけている新興の八女学院が東福岡にどこまで食い下がるか注目されます。大牟田三井は好投手を擁して上位進出を狙います。修猷館福岡工も昨秋の大会で沖学園、福工大城東をそれぞれ破っており、目の離せないパートとなりそうです。

余談ですが2021年の春以降、九州国際大付と西日本短大附が春夏秋の大会を交互に制しており、その流れが続くとすれば今大会は九州国際大付の番ということになりますが、2023年最初の福岡大会を制するのはどのチームでしょうか。

各パートの展望は改めて行いたいと思います。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトによる注目校

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