第１０４回全国高校野球選手権福岡大会は１５日（金）、南北３２校による県大会が開幕。４会場で８試合が行われ、春夏連続出場を狙う九州国際大付など８校が５回戦に勝ち上がりましたが、昨夏準優勝の真颯館は春日に敗れ、４回戦で姿を消しました。
【県大会】———–——
＜北九州市民球場＞
第一試合はセンバツ８強の九州国際大付に明善が挑みました。明善は３回まで走者を許しながらも無失点で耐えてきましたが、九州国際大付は４回に４安打に３四死球をからめて５点を奪うと、その後も得点を加えて７回コールド勝ち。明善は５回に１点を返すなど７安打を放って健闘しましたが及びませんでした。
昨夏準優勝の真颯館と春日が対戦した第二試合は、点の取り合いとなりました。春日は２回に３つの押し出しなどで５点を奪って逆転すると、６回にも４安打を集めて３点を加えて突き放しました。エース飯田が発熱のためベンチ入りを外れた春日は６人の投手リレーで防戦、真颯館も７回に神保の３点本塁打などで追い上げましたが８回途中から登板した１年生右腕の前田に追撃を断たれ、４回戦で姿を消しました。
▼４回戦（７回コールド）
明善 000 010 0=1
九国大付 000 511 1=8
【明】木崎→林→木崎【九】香西→池田
〔九州国際大付は7/19（火）福工大城東と対戦〕
▼４回戦
真颯館 100 030 300＝7
春日 050 013 00x＝9
【真】 古庄→春崎→松平→浦→福島【春】藤木→熊本→飯田→久保田→平林→前田〈本〉神保（真）
〔春日は7/19（火）福岡第一と対戦〕
＜光陵グリーンスタジアム＞
第一試合は東筑が中盤以降に得点を重ね、投げては堂満～藤井の継投で早良打線を１安打に抑えて６回コールド勝ちを収めました。ここまで３試合、エース高﨑投手をほとんど投げさせずに温存してきた東筑は、５回戦で福岡大大濠との大一番を迎えます。第二試合は小倉工が中盤に福島を突き放すと、エース山田が７回２失点の好投を見せ、８回からは渡辺～小畑の継投で逃げ切りました。
▼４回戦（６回コールド）
早良 000 000=0
東筑 001 324=10
【早】 久保→牛尾→高園【東】堂満→藤井
〔東筑は7/19（火）福岡大大濠と対戦〕
▼４回戦
小倉工 020 210 000＝5
福島 002 000 000＝2
【小】 山田→渡辺→小畑【福】井手→緒方誠
〔小倉工は7/19（火）西南学院と対戦〕
＜小郡市野球場＞
第一試合は福工大城東が３回に逆転し、４回にも加点してリードを広げるとエース内田が走者を出しながらも決定打を許さず力投。東筑紫学園も福工大城東を上回る１０安打を放って得点をうかがい、９回には１点差まで迫りましたが、最後は福工大城東・園田に抑えられて力尽きました。
第二試合は５回まで福岡第一・久保、高稜・野副の投手戦が展開されましたが、福岡第一が６回に２点をあげて均衡を破ると７回にも３点を奪って突き放しました。このリードを前田～川波の継投で守り切り、高稜を完封で下しました。
▼４回戦
東筑紫学園 101 000 001=3
福工大城東 003 100 00x=4
【東】梶原→松井【城】内田→園田純
〔福工大城東は7/19（火）九州国際大付と対戦〕
▼４回戦
福岡第一 000 002 300＝5
高稜 000 000 000＝0
【福】 久保→前田→川波【高】野副→松尾→野副
〔福岡第一は7/19（火）春日と対戦〕
＜久留米市野球場＞
第一試合は福岡大大濠が２回までに８点を奪い、嘉穂に５回コールド勝ち。エース森本も４回１安打と好投を見せて快勝しました。県大会で唯一のノーシード校同士の対戦となった第二試合は、初回３点をあげて主導権を握った西南学院が７回に５点を加えて突き放し、戸畑の追撃を振り切りました。戸畑も粘り強く追い上げましたが最後は西南学院・中村に反撃を断たれ、涙をのみました。
▼４回戦（５回コールド）
嘉穂 000 00=0
福大大濠 440 02=10
【嘉】白神→幸野【福】森本→松尾
〔福岡大大濠は7/19（火）東筑と対戦〕
▼４回戦
西南学院 300 100 500＝9
戸畑 011 001 200＝5
【西】 宇戸→中村【戸】 黒田→伊井田→黒田
〔西南学院は7/19（火）小倉工と対戦〕
——
大会１２日目は休養日を挟み、１７日（日）に４回戦４試合が行われます。
<17日の試合予定> ———–赤字はシード校
【県大会】（４回戦）
▼春日公園 北筑ー香住丘／飯塚ー福岡
▼久留米 門司大翔館ー西日本短大附／自由ケ丘ー東福岡
※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください
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