４日目に入った第１０４回全国高校野球選手権福岡大会は７日（木）、北部と南部で２回戦各６試合、計１２試合が行われました。春の九州大会準優勝の西日本短大附が９回逆転勝ちで辛うじて初戦を突破したほか、福岡第一、筑陽学園、自由ケ丘のシード校も３回戦へ進出しました。
【北部】———–——
北九州市民球場、光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の３会場で２回戦６試合が行われました。
＜北九州市民球場＞
第一試合は北九州市長杯４強の折尾が若松と対戦。序盤に３点を奪って先手を取った折尾は、中盤１点差に迫られたものの、７回２点を加えて若松を下しました。エース大坪投手は１５個の三振を奪って完投しました。第二試合は八幡工が稲築志耕館に７回コールド勝ち。１１安打を放って９得点、投げては３人の継投で稲築志耕館を１安打に抑える快勝でした。
▼２回戦
折尾 120 000 200＝5
若松 000 200 000＝2
【折】大坪【若】岡→南野壱
〔折尾は7/10（日）門司大翔館と対戦〕
▼２回戦（7回コールド）
稲築志耕館 000 000 0＝0
八幡工 101 223 x＝9
【稲】才田→亀谷【八】政田→吉野→垂門
〔八幡工は7/10（日）自由ケ丘と対戦〕
＜光陵グリーンスタジアム＞
第一試合は昨秋４強の自由ケ丘が初回に５点を挙げて主導権を握り、投げてはエース斎藤投手が好投を見せて苅田工を下しました。苅田工は８回に２番手の福島投手を攻めて３点を返しましたが、再登板した斎藤投手に抑えられ力尽きました。第二試合は飯塚が３番五島の本塁打などで１０点を奪って築上西に５回コールド勝ち。エース白濱投手を温存しての快勝でした。
▼２回戦
苅田工 000 000 030＝3
自由ケ丘 500 001 00x＝6
【苅】椋本→佐藤【自】斎藤→福島→斎藤
〔自由ケ丘は7/10（日）八幡工と対戦〕
▼２回戦（5回コールド）
築上西 000 00=0
飯塚 600 14=11
【築】亀安→百留【飯】中村→小串〈本〉五島（飯）
〔飯塚は7/10（日）小倉と対戦〕
＜筑豊緑地野球場＞
第一試合は門司大翔館が１３安打で１０点を奪い、先発金沢は北九州高専を１安打に抑えて完封。６回コールドで快勝しました。第二試合は北九州市長杯４強の小倉が星琳と対戦。先攻する小倉に対し星琳も６回に追いつきましたが、７回に挙げた２点が決勝点となり小倉が競り勝ちました。４番河野の本塁打を含めて１１安打を放った小倉は次戦で飯塚との大一番を迎えます。
▼２回戦（６回コールド）
北九州高専 000 000＝0
門司大翔館 202 501＝10
【北】矢山【門】金沢〈本〉墨吉（門）
〔門司大翔館は7/10（日）折尾と対戦〕
▼２回戦
小倉 200 100 200=5
星琳 010 002 000=3
【小】吉川→大石【星】安川→宇土大→安川→園田→宇土大→安川→宇土大→安川〈本〉河野戴（小）
〔小倉は7/10（日）飯塚と対戦〕
【南部】———–——
春日公園野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の３会場で２回戦６試合が行われました。
＜春日公園野球場＞
シード校２校が登場した春日公園野球場はまず第一試合で福岡第一が祐誠と対戦。両校小刻みな継投で６回まで競り合いが続きましたが、７回に福岡第一は小嶋の適時打で貴重な追加点をあげると８回には四球を挟む４連打で４点奪って突き放しました。第二試合で香椎工と対戦した筑陽学園は２回に３点を失いましたが３回に追い付くと、４回に矢野の本塁打などで逆転。香椎工も終盤２点を返して追いすがりましたが及びませんでした
▼２回戦
福岡第一 000 200 140 =7
祐誠 000 100 000 =1
【福】久保→前田→川波【祐】野田→下村→宗→横山〈本〉末永（福）
〔福岡第一は7/11（月）八女と対戦〕
▼２回戦
香椎工 030 000 020＝5
筑陽学園 003 400 02x＝9
【香】植垣→水野→江本→三宅【筑】木口〈本〉矢野、木口（筑）
〔筑陽学園は7/12（火）沖学園と対戦〕
＜久留米市野球場＞
第一試合は春の優勝校・西日本短大附が純真と対戦。西日本短大附は序盤から常に先手を奪われる苦しい展開となり１点のリードを許したまま最終回を迎えましたが、底力を見せて逆転。純真は西日本短大附のエース江川に１３安打を浴びせるなど試合を優位に進めましたが、勝利目前で涙をのみました。第二試合は修猷館が中盤以降に得点を重ねて突き放し、柏陵に８回コールド勝ちを収めました。
▼２回戦
西短大附 001 000 102=4
純真 101 000 010=3
【西】江川【純】青山
〔西短大附は7/10（日）糸島—博多工の勝者と対戦〕
▼２回戦（８回コールド）
柏陵 100 000 00=1
修猷館 101 003 12=8
【柏】長友→王丸【修】吉原
〔修猷館は7/12（火）福大大濠—小郡の勝者と対戦〕
＜大牟田延命球場＞
第一試合は八女が初回に３点を先制すると、その後伝習館に１点差まで迫られましたが７回に３点を加えて逃げ切りました。５回から登板した吉原投手が好救援を見せました。第二試合は沖学園が５回に逆転を許しましたが直後に再逆転。６回にも２点を加えて筑紫を下しました。沖学園を上回る１１安打を放った筑紫でしたが決定打を欠き、善戦も及びませんでした。
▼２回戦
伝習館 001 100 000＝2
八女 300 000 30x＝6
【伝】秋葉→酒見【八】吉門→吉原
〔八女は7/11（月）福岡第一と対戦〕
▼２回戦
筑紫 000 020 000＝2
沖学園 000 132 00x＝6
【筑】神野→長野慧【沖】河野→平岡〈本〉竹下
〔沖学園は7/12（火）筑陽学園と対戦〕
——
８日（金）は北部と２回戦６試合、南部でも２回戦６試合が行われます。シード校４校が新たに登場し、１回戦を勝ち上がった福岡工、西南学院、浮羽工、糸島が２回戦にのぞみます。
<８日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【北部】（２回戦）
▼北九州 東海大福岡—田川科技／小倉西—福岡魁誠
▼光陵ＧＳ 育徳館—若松商／小倉商—鞍手竜徳
▼筑豊緑地 八幡中央—筑豊／折尾愛真ー八幡
【南部】（２回戦）
▼小郡 福大大濠ー小郡／福岡ー福岡舞鶴
▼久留米 福岡工ー福岡農／西南学院ー有明高専
▼大牟田 浮羽工ー福岡講倫館／糸島ー博多工
※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください
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