小倉工、北筑、東福岡なども3回戦へ~選手権福岡大会第3日




台風接近で一日順延となった第104回全国高校野球選手権福岡大会は6日(水)、一部の球場で降雨による試合中断がありましたが、北部と南部で2回戦各6試合、計12試合が予定通り行われました。北部ではシード校の小倉工、北筑などが初戦を突破。南部では東福岡、博多、福岡大若葉などが3回戦進出を決めています。

第一試合途中で降雨に見舞われた筑豊緑地野球場では門司学園、北九州市立の両校総出でグラウンド整備が行われた

【北部】———–——
北九州市民球場、光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の3会場で2回戦6試合が行われました。

北九州市民球場
第一試合は春の福岡大会準優勝のシード・小倉工が登場。先発にはエース山田ではなく花村投手を立てて東鷹との初戦にのぞみました。序盤3点のリードを奪った小倉工は4回に一挙7点を加え、投げては4投手のリレーで東鷹を完封。5回コールド勝ちを収めました。第二試合は3回までに7-1と大きくリードした希望が丘に対し、北九州は7回に一挙6点を奪って同点に追いつく粘りを見せましたが、延長10回サヨナラ負けで涙をのみました。

▼2回戦(5回コールド)
小倉工 102 71=11
東鷹  000 00=0
【小】花村→佐伯→渡辺→山田【東】中村
〔小倉工は7/9(土)北九州市立と対戦〕
▼2回戦(延長10回)
北九州  001 001 600 0=8
希望が丘 304 001 000 1=9
【北】安部→市川→中竹→楠【希】三宮文→野口→江越〈本〉上野(北)
〔希望が丘は7/10(日)戸畑と対戦〕

光陵グリーンスタジアム
第一試合は昨夏8強の戸畑が、今春の北九州市長杯でも顔をあわせた小倉東との再戦にのぞみました。戸畑は序盤から先手を奪って主導権を握ると、終盤の小倉東の追撃を振り切って3回戦へ。第二試合は序盤から激しい点のとりあいとなりましたが中間が中盤以降に新宮を突き放し、両校あわせて27安打13四死球の乱戦を制しました。

▼2回戦
戸畑  101 021 130=9

小倉東 000 020 012=5
【戸】黒田→伊井田→中村【小】大石→山崎→中村
〔戸畑は7/10(日)希望が丘と対戦〕
▼2回戦
新宮 015 000 100=7
中間 412 030 03x=13
【新】小伏間→佐々木【中】竹下→浜野
〔中間は7/10(日)北筑と対戦〕

【門司学園-北九州市立】5回表北九州市立無死一、三塁 重住の左前打で渋谷が逆転のホームイン

筑豊緑地野球場
第一試合は3回裏の攻撃前に激しい降雨に見舞われ、約1時間40分の中断を挟んで再開。さらに4回裏の攻撃前にもグラウンド整備のため30分ほど中断されました。試合は1-2で迎えた5回に北九州市立が打者14人を送り込む猛攻で10点を奪って逆転。門司学園も追い上げを見せましたが及びませんでした。

第二試合はシード校の北筑が登場。エース森安の本塁打などで5回まで6点をあげて主導権を握ると、中盤直方に2点差まで迫られましたが、7回に再び突き放して逃げ切りました。

▼2回戦
北九州市立 100 0100 100=12

門司学園  002 0 3 1 000=6
【北】日高→影平→日高【門】森本→長野
〔北九州市立は7/9(土)小倉工と対戦〕
▼2回戦
北筑 002 310 200=8
直方 000 022 000=4
【北】森安【直】大田→大久保〈本〉森安(北)
〔北筑は7/10(日)中間と対戦〕

 

【南部】———–——
春日公園野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の3会場で2回戦6試合が行われました。

春日公園野球場>
第一試合は2年連続で県大会出場を目指す福岡大若葉が三井と対戦。福岡大若葉は1点を追う8回に同点に追いつき延長戦に持ち込むと、10回表に4点を奪って勝負を決めました。三井も10回裏に2点を返す粘りを見せましたが、あと一歩及びませんでした。第二試合は初回から小刻みに得点を重ねた博多が、福岡常葉の反撃を2点差でしのいで3回戦に進出しています。

▼2回戦(延長10回)
福大若葉 010 000 010 4=6
三井   000 002 000 2=4
【福】久我【三】吉田→宮原
〔福大若葉は7/10(日)福島と対戦〕
▼2回戦
博多   211 100 001=6
福岡常葉 000 300 001=4
【博】関→神宮【福】中山→来嶋〈本〉尾花(博)
〔博多は7/10(日)東福岡と対戦〕

久留米市野球場
第一試合は部員9人、1年生だけで今大会にのぞんでいる輝翔館が山門に挑みました。初回先制を許した輝翔館はその裏、4点を奪って逆転すると山門の反撃をしのぎ5-3で勝利。単独チームとして2017年夏以来、5年ぶりの白星を手にしました。第二試合は近藤の本塁打などで得点を重ねた東福岡が、三池を7回コールドで下しています。

▼2回戦
山門  100 010 001=3
輝翔館 400 000 10x=5
【山】北嶋→工藤【輝】中園→東
〔輝翔館は7/11(月)香住丘と対戦〕
▼2回戦(7回コールド)
東福岡 401 400 1=10
三池  020 001 0=3
【東】中園→田中→藤岡【三】荒木→久保
〈本〉近藤(東)
〔東福岡は7/10(日)博多と対戦〕

大牟田延命球場
筑後対決となった第一試合は6回に一挙5点をあげて逆転した福島が、そのまま三潴を押し切りました。第二試合は香住丘の先発・山内が筑紫台から10個の三振を奪う力投を見せ、接戦を制しました。筑紫台は9安打を放ちながらも決定打を欠き、9回1点を返すにとどまりました。

▼2回戦
三潴 001 300 000=4
福島 001 005 00x=6
【三】黒田→吉開→諸冨【福】井手→緒方
〔福島は7/10(日)福大若葉と対戦〕
▼2回戦
香住丘 000 101 000=2
筑紫台 000 000 001=1
【香】山内【筑】大角→江上→福山
〔香住丘は7/11(月)輝翔館と対戦〕

——

7日(木)は北部で2回戦6試合、南部でも2回戦6試合が行われます。シード校4校が登場し、伝習館、沖学園は早くも今大会2試合目となります。

<7日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【北部】(2回戦)
▼北九州市民 若松—折尾/稲築志耕館—八幡工
▼光陵GS  自由ケ丘—苅田工/飯塚—築上西
▼筑豊緑地  門司大翔館—北九州高専/星琳ー小倉

【南部】(2回戦)
▼春日公園  福岡第一ー祐誠/筑陽学園ー香椎工
▼久留米   西短大附ー純真/柏陵ー修猷館
▼大牟田延命 伝習館ー八女/沖学園ー筑紫

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

 

Pocket
LINEで送る

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*