2022選手権福岡大会開幕、九国大付・東筑・福岡工など初戦突破




選手宣誓をする九州国際大付・野田主将

第104回全国高校野球選手権福岡大会が3日(日)、開幕しました。

この日試合が行われた7球場では第一試合に出場する両校選手が参加して「開始式」が行われました。北九州市民球場では九州国際大付の野田海人主将が「世界には夢を追いかけることのできない人々もいます。私たちは平和に守られて、周囲の人に守られて、本気で夢を追うことができるのは本当に幸せです。全ての人に感謝して、全ての人に感動してもらえるように、アスリートシップ・フェアプレー精神にのっとり、正々堂々とプレーすることをここに誓います」と選手宣誓を行いました。

開始式のあと、各球場で熱戦の火ぶたが切って落とされ、夏の甲子園を目指す戦いが始まりました。

【北部】———–——
北九州市民球場、桃園球場、光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の4会場で2回戦8試合が行われました。

【九国大付-大和青藍】4回裏九国大付一死一、二塁 佐倉の一塁線を破る二塁打で二塁から野田が生還

北九州市民球場
第一試合はセンバツ8強の九州国際大付が大和青藍と対戦しました。九州国際大付は初回、押し出しで先制すると、この日6番に入った佐倉が走者一掃の二塁打を放つなど一挙5得点。2回以降も着実に得点を重ねると4回からはエース香西が登板。2回を1安打無失点に抑えて5回コールド勝ちを収め、春夏連続出場に向けて好スタートを切りました。

【東筑ー玄界】3回裏東筑一死一、三塁 堀田が左犠飛を放ち10点目

第二試合はシード・東筑が4回までに12安打で13点を奪う猛攻を見せ、玄界を5回コールドで退けました。昨夏は初の県大会出場を果たした玄界でしたが、今年は初戦で姿を消しました。

▼2回戦(5回コールド)
大和青藍
000 00=0
九国大付 520 21=10
【大】十時【九】池田→香西
〔九国大付は7/8(金)光陵と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
玄界 001 00=1
東筑 433 3x=13
【玄】篠崎→中村
【東】堂満→松山→高﨑
〈本〉堂満(東)
〔東筑は7/8(金)古賀竟成館と対戦〕

球場
第一試合は終始先手を奪う光陵に対し小倉南は3度追いつく粘りを見せて延長戦に持ち込みましたが、11回に光陵が大量11点を挙げて勝負を決めました。第二試合は古賀竟成館が安河内投手が嘉穂東を3安打に抑える好投を見せ、4-0で完封勝ち。3回戦では強打の東筑と対戦します。

▼2回戦(延長11回)
光陵
 001 211 000 011=16
小倉南
001 200 020 0 1=6
【光】安東→小田【小】安恒→宮迫→田原
〔光陵は7/8(金)九国大付と対戦〕
▼2回戦
嘉穂東   000 000 000=0
古賀竟成館 000 110 02x=4
【嘉】幸【古】安河内
〔古賀竟成館は7/8(金)東筑と対戦〕

光陵グリーンスタジアム
第一試合は小林の本塁打などで6回までに9点を奪った東筑紫学園が、投げては先発梶原が6回無失点の好投を見せて7回コールド勝ち。第二試合は、今春の北九州市長杯で準優勝した八幡南が6回コールドで青豊に快勝しました。

▼2回戦(7回コールド)
田川    000 000 2=2

東筑紫学園 400 401 x=9
【田】花岡【東】梶原→松井
〈本〉小林(東)
〔東筑紫学園は7/8(金)戸畑工と対戦〕
▼2回戦(6回コールド)
青豊  000 100=1
八幡南 602 201=11
【青】武田→吉永→林【八】井手→今村
〔八幡南は7/8(金)嘉穂と対戦〕

筑豊緑地野球場
第一試合は戸畑工が宇美商から17点を奪って5回コールド勝ち。昨夏以来となる単独チームでのぞんだ宇美商でしたが、及びませんでした。筑豊勢同士の一戦となった第二試合も、嘉穂が5回コールドで嘉穂総合を下し、3回戦に進出しました。

▼2回戦(5回コールド)
宇美商 000 00=0

戸畑工 046 7x=17
【宇】小松→河越【戸】竹下→川口
〔戸畑工は7/8(金)東筑紫学園と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
嘉穂総合 000 10=1
嘉穂   340 4x=11
【総】正岡→阿比留→正岡【嘉】白神
〔嘉穂は7/8(金)八幡南と対戦〕

 

【南部】———–——
春日公園野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の3会場で1回戦8試合が行われました。

春日公園野球場>
第一試合は春8強の福岡工が鬼倉ー政重の継投で筑紫丘を3安打完封。筑紫丘は左腕井上が力投しましたが及びませんでした。第二試合は中盤以降に小刻みに加点した西南学院が太宰府に逆転勝ち。第三試合は糸島が5回コールドで朝倉光陽を退けました。

▼1回戦
筑紫丘 000 000 000=0
福岡工 102 020 00x=5
【筑】井上【福】鬼倉→政重
〔福岡工は7/8(金)福岡農と対戦〕
▼1回戦
西南学院 100 011 110=5
太宰府  120 000 000=3
【西】宇戸→中村【太】古賀→滝本
〔西南学院は7/8(金)有明高専と対戦〕
▼1回戦
朝倉光陽 000 00=0
糸島   831 0x=12
【朝】矢野→小林→矢野【糸】菅野→小金丸
〔糸島は7/7(木)博多工と対戦〕

久留米市野球場
開幕試合となった伝習館—九産大九産の一戦は、いきなり延長戦にもつれる熱戦となりましたが、10回表に2点を勝ち越した伝習館が逃げ切りました。第二試合は1点を追う浮羽工が土壇場に3点を奪い、筑前に逆転勝ち。第三試合はシーソーゲームとなりましたが、6回に再び逆転した沖学園が1点差を守り切って南筑を破りました。南筑は沖学園を上回る9安打を放ちましたが涙をのみました。

▼1回戦(延長10回)
伝習館   000 000 100 2=3
九産大九産 000 000 010 0=1
【伝】秋葉【九】梶原→半田→内田→山下
〔伝習館は7/6(水)八女
と対戦〕
▼1回戦
浮羽工 000 100 003=4
筑前  000 002 000=2
【浮】相良【筑】柳原→山本→寺岡
〔浮羽工は7/7(木)福岡講倫館と対戦〕
▼1回戦
南筑  200 020 000=4
沖学園 120 002 00x=5
【南】上川→丸山【沖】河野→田川
〔沖学園は7/6(水)筑紫と対戦〕

大牟田延命球場
第一試合は柏陵が大牟田北を5回コールドで圧倒。大牟田北は初回1点先制も及びませんでした。第二試合は福岡西陵が5回裏に一挙5点を奪って逆転、そのまま八女学院を押し切りました。昨春から硬式に転向した八女学院の「夏の大会初勝利」は、来年以降に持ち越しとなりました。

▼1回戦(5回コールド)
大牟田北 100 00=1
柏陵   338 0x=14
【大】戸島→西山【柏】王丸→井出
〔柏陵は7/7(木)修猷館
と対戦〕
▼1回戦
八女学院 100 100 000=2
福岡西陵 000 050 00x=5
【八】大城→菊池→江崎【福】柿本
〔福岡西陵は7/8(金)ありあけ新世と対戦〕

——

大会2日目の4日(月)は北部で2回戦4試合、南部で2回戦6試合が予定されています。

<4日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【北部】
▼北九州市民(2回戦)真颯館—慶成/水産—高稜
▼筑豊緑地 (2回戦)常磐—行橋/須恵ー宗像

【南部】
▼春日公園 (2回戦)明善ー八女農/三池工ー久留米高専
▼久留米  (2回戦)早良ー久留米学園/浮羽究真館ー春日
▼大牟田延命(2回戦)八女工ー久留米/筑紫中央ー玄洋

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

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