2022夏の大会展望⑦Fブロック~自由ケ丘,飯塚,福岡など強豪集結




Fブロックは、シード校の自由ケ丘、福岡に加えて、昨秋4強ながらシード漏れとなった飯塚、北九州市長杯4強の小倉なども同居しており、最大の激戦区となっています。

自由ケ丘は昨秋4強。4番冬木を軸とする強打で東海大福岡、柳川などに打ち勝ってきました。昨秋以降の公式戦10試合の平均得点は8点を超え、県内屈指の得点力を誇ります。昨夏も主戦として活躍したエース斎藤は130キロ中盤の直球にブレーキの利いたスライダ―、カーブなどがあり、まとまっています。昨秋3位決定戦で飯塚相手に好投した右腕の柿原、右サイドハンドの蔵本なども控えるなど選手層も厚く、総合力では上位といえます。

福岡は昨秋、今春とも8強。秋は西日本短大附、春は福工大城東に競り勝つなど、私立校とも互角の戦いを演じてきました。130キロ超の力のある直球にスライダ―を交えた投球を見せる左腕・緒方のほか、左サイドハンドの池田、右腕亀田など投手陣を中心とした守りのチーム。打線は上位から下位までセンター中心にコンパクトに打ち返してきます。この数年の同校は土壇場での逆転勝ちが多く、今春も福工大城東を相手に終盤3点差をひっくり返すなど、終盤の驚異的な粘りはもはや伝統となっている感さえあります。

福岡・緒方

昨秋4強ながらノーシードとなった飯塚が、このブロックに入りました。エース白浜は140キロ超の直球を誇るプロ注目の本格派。春はフォークを駆使して三振を量産するなど、県下ナンバーワン右腕として注目されます。このほかにも右サイドの小串、140キロ前後の直球を持つ2年生の中村、藤原など、投手陣の層の厚さも県内屈指。昨秋以降の公式戦の平均得点も9点に近く、実力的には優勝候補の一角と言えます。昨夏以降、大一番で勝ちきれない試合が続いているだけに、勝負強さを発揮できるかが10年ぶりの甲子園出場の行方を左右しそうです。

東福岡・高山

伝統校の小倉も北九州市長杯で、今大会のシード校・北筑、自由ケ丘を破るなど存在感を示しました。右腕エース吉川は北九州市長杯では、力のある直球に大きなカーブを交えたコンビネーションが冴えました。打線も2年生スラッガーの4番河野(戴)を軸に、1番の巧打者・大石、勝負強い3番吉川などが並びます。公立校らしい粘り強さも兼ね備え、競り合いに力を発揮します。東福岡は秋、春の大会では大敗しましたが福岡地区大会では春日を破るなど2勝を挙げました。2年生右腕・高山は速球に鋭く落ちるスライダーを交えた小気味よい投球を見せます。

星琳は北九州市長杯で敗れた小倉と初戦でぶつかります。春は真颯館と接戦を演じており、目が離せない一戦となりそう。福岡舞鶴も秋は福工大城東、春は大牟田と今大会のシード校と1点差の試合を経験。福岡との一戦は好試合が期待されます。

校名 秋季大会 春季大会 地区大会
自由ケ丘 2回戦  7-0高稜
3回戦  9-2八幡南
4回戦  5-4東海大福岡
5回戦  7-0小倉
準々決勝17-7柳川
準決勝  2-9九国大付
3回戦  6-7東筑
1回戦  7-0常磐
2回戦 20-1八幡中央
準々決勝 4-7小倉
苅田工 2回戦  7-3連合
※連合=若松商・築上西・行橋
3回戦  4-11北筑
2回戦  7-5嘉穂東
3回戦  8-11北九州市立
2回戦   0-11古賀竟成館
稲築志耕館 2回戦  4-3小倉南
3回戦  2-22小倉
2回戦 0-15折尾愛真 1回戦 19-9筑豊
2回戦  2-4新宮
八幡工
2回戦    7-3田川
3回戦  1-7小倉東
2回戦  1-11北九州市立 1回戦  9-3門司大翔館
2回戦  9-1若松
準々決勝 9-11折尾
東福岡 2回戦  1-8香住丘 2回戦  0-7柳川
2回戦  4-0太宰府
3回戦  7-3春日
準々決勝 3-7筑陽学園
三池 2回戦  8-9福島 2回戦 11-23沖学園 1回戦  7-10明善
福岡常葉 2回戦   10-8朝倉光陽
3回戦  5-12香椎工
1回戦  0-10九産大九州 2回戦    6-20中村三陽
博多 2回戦    6-5筑前
3回戦  1-5福岡
2回戦 10-2久留米
3回戦  0-10福工大城東
2回戦  2-6純真
星琳 2回戦  1-7小倉工
2回戦  12-4宗像
3回戦  8-7高稜
4回戦  3-4真颯館
1回戦  7-12小倉
小倉 2回戦  10-0福岡魁誠
3回戦  22-2稲築志耕館
4回戦  11-9宗像
5回戦  0-7自由ケ丘
2回戦  14-6小倉西
3回戦   3-5折尾愛真
1回戦  12-7星琳
2回戦  4-2北筑
準々決勝 7-4自由ケ丘
準決勝  3-4東筑
飯塚 2回戦  17-0連合
※連合=田川科技・筑豊・宇美商
3回戦  16-0常磐
4回戦  10-2小倉東
5回戦   5-0豊国学園
準々決勝 12-10福大大濠
準決勝   1-2福岡第一
3回戦  9-2慶成
4回戦  5-3育徳館
5回戦  2-5折尾愛真
1回戦   10-0福岡魁誠
2回戦 10-0鞍手竜徳
準々決勝(辞退)鞍手
築上西
2回戦   3-7苅田工 2回戦  2-4嘉穂 1回戦  2-18玄界
※若松商、行橋との連合チームで出場
福岡 1回戦(不戦勝)山門
2回戦   10-0朝倉
3回戦  5-1博多
4回戦  7-0八女
5回戦  3-2西短大附
準々決勝 1-9九国大付
2回戦    7-0香住丘
3回戦  6-1筑前
4回戦  12-3三潴
5回戦    6-5福工大城東
準々決勝 2-11東海大福岡
2回戦  11-2筑紫丘
3回戦 (辞退)福翔
福岡舞鶴 1回戦  9-2有明高専
2回戦  2-3福工大城東
2回戦  5-6大牟田 1回戦  2-0福大若葉
2回戦  4-11福工大城東
浮羽工 2回戦  0-8博多工 2回戦    6-13八女学院 2回戦  12-2山門
準々決勝 0-10柳川
筑前 2回戦  5-6博多 2回戦   11-4福岡講倫館
3回戦  1-6福岡
2回戦  1-12筑陽学園
福岡講倫館 2回戦  0-10八女 2回戦  4-11筑前 2回戦  2-11沖学園

※太字は今大会のシード校

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