’22春季大会展望③Cパート~城東,福岡,北筑,春日など実力伯仲




Cパートは戦力が拮抗しているチームが集う激戦区となっています。

福工大城東・内田

福工大城東は昨秋パート決勝で福岡大大濠に延長戦の末に敗れました。右腕内田は伸びのある130キロ台半ばの直球と、小さく鋭く曲がるスライダーが武器。昨夏の大会も3試合に登板するなどマウンド経験も豊富です。左スリークォーターの白楽はスライダーを中心に投球を組み立て、内田とは違ったタイプの投手。野手では昨夏4試合で本塁打を含む15打数8安打6打点と活躍した近松、守りの要でもあるショート倉重らが健在です。

春日・飯田

春日は左腕エースの飯田がチームの大黒柱。179センチの上背から投げ下ろす130キロ台の直球をコーナーに決め、大きなカーブを使って緩急をつけてきます。昨夏は5回戦で福岡大大濠・毛利と投手戦を演じて敗れ、秋も2回戦で早々と姿を消しましたが、ひと冬越してどこまで成長しているか注目されます。

久留米商も昨秋は福岡大大濠に4回戦で敗れましたが、こちらは6-8と点を取り合っての敗戦。3試合で31点を挙げた強打のチームですが失点も25と多かっただけに、投手陣の出来が上位進出のカギとなりそうです。さらにこのブロックには昨秋、パート決勝まで進んだ南筑、秋に春日を破った明善、選手層の厚い九産大九産なども入っており、最激戦区といえそうです。

福岡・緒方

シードの福岡は昨秋、パート決勝で西日本短大附を延長戦で破って県大会へ。本格派タイプの左腕緒方、左サイドハンドの池田、普段は内野手ながら鋭く落ちるスライダーを武器とする右腕の亀田と違うタイプの3投手を揃えます。中軸の藤田、松尾など前チームから出場していた選手も多く、粘り強い戦いで秋に続く県大会出場を目指します。その福岡と初戦で対戦するのが、昨秋東福岡をコールドで破った香住丘で、好勝負が期待されます。

北部のシードは北筑。昨秋は北部予選4試合で35得点を挙げて県大会へ進出。打線は2年生の4番八汐を中心に、コンパクトな振りを見せます。ただ秋は失点も多く(5試合で28失点)投手陣の奮起が求められそうです。東海大福岡は昨秋の初戦で真颯館を破り、自由ケ丘とは1点差の接戦を演じました。右の入江、左の松山と昨夏にマウンドを経験した2人を中心に堅い守りで上位進出を狙える位置につけています。

このほかでは、豊国学園は前チームのレギュラーの大半が残っており、昨秋パート決勝まで進出。昨秋九州国際大付と対戦したチームの中では最小の4失点に抑えた希望が丘は、昨夏もマウンドを経験した三宮、4番峰を投打の軸に上位を狙います。

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