’22春季大会展望②Bパート~自由ケ丘,柳川,筑陽,東筑など4強争い




Bパートはシードの自由ケ丘、柳川のほか、筑陽学園、東筑、東福岡などを交えたベスト4争いが予想されます。

自由ケ丘・斉藤

自由ケ丘は昨年秋の福岡大会でベスト4。最後は九州国際大付に敗れましたが、東海大福岡、小倉、柳川など実力校を破ってのベスト4だけに価値があります。エースは右腕の斉藤。昨夏から主戦として活躍、130キロ超の直球にブレーキの利いた縦のスライダー、100キロ台のカーブを交えてテンポよい投球を見せます。2年生右腕の柿原も130キロ前後の直球とカーブで緩急をつけた投球を見せ、昨秋の3位決定戦では飯塚を相手に9回4失点と好投を見せました。打線は4番の冬木を中心に、大振りをせずにシュアな打撃を見せます。派手さはありませんが投打にまとまっているチームです。

柳川・加峰

柳川は昨秋、5試合で42得点をあげましたが、失点も40。7-17と大敗した準々決勝の自由ケ丘戦ではエースナンバーを付けた右腕・野副、背番号9の左腕加峰、軟投派の左腕在郷など5人の投手が登板しましたが、雨の中の試合ということもあり、いずれも制球に苦しみました。打力はあるだけに、上位進出には投手陣の踏ん張りがカギといえそうです。

昨夏ベスト4の筑陽学園は前チームの主力のうち、130キロ超の直球に威力があり制球力にも優れた右スリークォーターの木口、外野の網治、小野原、捕手の楠らが残りました。昨秋はパート決勝で福岡第一を相手に7回まで4-1とリードしながら逆転負けを喫し、県大会出場を逃しましたが、今大会も有力な一校です。

東筑も前チームの野手が複数残り、秋はパート決勝まで進出。九州国際大付には完敗しましたが、それまでの3試合で29得点と今年も打力を前面に押し出すチームカラー。東福岡は昨春の九州大会でも登板し、小柄ながら小気味よい投球をする田中投手が健在ですが、秋は初戦で香住丘にコールド負けを喫しました。それでも選手層の厚いチームだけに、今大会も目が離せません。初戦の相手はシード柳川。その戦いぶりは、夏に向けた試金石となりそうです。

このほか北部では、昨秋初戦で九州国際大付に0-5と食い下がった北九州市立、直球に力のある右腕松井のいる東筑紫学園、例年夏に向けてきっちりと戦力を整えてくる小倉工なども上位争いに加わってきそうです。南部の福岡中央福岡西陵は昨年秋に筑紫台、九産大九産と私立校とそれぞれ接戦を演じた実績のある公立校同士の一戦。昨秋は初戦で九産大九州にコールド負けを喫した筑後地区の強豪大牟田の巻き返しにも注目されます。

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