真颯館✕西短大附、甲子園を賭けて最終決戦~2021選手権福岡大会




第103回全国高校野球選手権福岡大会は27日(火)11時から、久留米市野球場で決勝が行われます。真颯館は1994(平成6)年以来、27年ぶり3度目、西日本短大附は2010(平成22)年以来、11年ぶり6度目の優勝を狙います。

◆決勝 真颯館ー西日本短大附
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ここまで6試合で失点わずか4点の真颯館・松本翔投手を、西日本短大附打線がいかに攻略できるかが、決勝戦のポイントとなりそうです。

真颯館・松本翔

松本投手は140キロ超の威力ある直球を軸にスプリット、110キロ台のチェンジアップを交えながら緩急をつけた投球で、準決勝では強打の筑陽学園を6安打2点に抑えました。ここまで6試合のほとんどを一人で投げてきましたが、準決勝ではその疲労もさほど感じさせずに完投。これまでと同じような投球ができれば、西日本短大附打線も攻略は容易ではありません。
打線は1~3番まで打率が4割を超えており好調を維持。5~6番の起用は流動的ですが、8番の山田が打率5割と当たっており、切れ目のない打線となっています。今大会ここまで2桁得点はなく、派手さはありませんが、走者を得点圏に確実に送って手堅く1点を積み重ねていきます。

西短大附・大嶋

西日本短大附も5回戦以降は、大嶋が3試合すべてを完投。140キロ前後の伸びのある直球にスライダ―、チェンジアップなどを低めに集めた投球が持ち味ですが、準決勝では疲労もあったか、高めに浮いたところを打ち込まれました。決勝では疲労の回復具合が、試合の行方を左右することになりそうです。
打線は準々決勝では1点に終わりましたが、準決勝では相手投手陣の制球難につけ込み林の一発で追いつきました。一気に試合をひっくり返す林、三宅の長打力は大きな魅力で、2試合続けて終盤にもつれる厳しい試合を経験している点も、強みと言えそうです。

真颯館としてはこれまでのように、先行逃げ切りの試合展開が理想でしょう。一方、西日本短大附は大嶋投手の疲労の回復具合が気になりますが、先に点を取られても僅差でついていき、松本投手にプレッシャーをかけていきたいところ。終盤に長打力で一発逆転を狙う力を秘めているだけに、終盤まで目が離せない試合となりそうです。

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