2021選手権大会第16日~大濠,九国が敗退、筑陽,西短など4強へ




【福岡大大濠-筑陽学園】6回裏筑陽学園二死二塁、増田の左中間二塁打で大内が生還

大会16日目を迎えた第103回全国高校野球選手権福岡大会は23日(金)、準々決勝4試合が行われベスト4が出揃いました。

小郡市野球場の第一試合は、春の福岡大会準優勝の真颯館にノーシードから唯一勝ち上がってきた柳川が挑みました。真颯館は2回に先制、4回には一挙5点をあげてリードを広げると、先発の松本(翔)投手が柳川打線をわずか1安打に抑えて完封。高木渉投手(現西武外野手)らを擁した2016年以来となる夏の大会ベスト4入りを決めました。

第二試合は西日本短大附―戸畑の一戦。試合は西日本短大附・大嶋、戸畑・竹下、両エースによる息詰まる投手戦となりました。両チーム無得点で迎えた7回、西日本短大附は大嶋が自らタイムリーを放って均衡を破ると、投げても戸畑打線を2安打に抑えて完封。前回大会の2019年に続く準決勝進出を果たしました。

【九国大付-飯塚】1回表飯塚二死一、三塁、日比野が右前打を放ち2点目

久留米市野球場ではセンバツ8強の福岡大大濠と、春の福岡地区大会優勝の筑陽学園が激突。福岡大大濠・毛利、筑陽学園・藤田の両先発が3回まで無安打ピッチングを繰り広げる投手戦となりました。筑陽学園は4回に3番向井の二塁打で先制、6回には4番増田の二塁打で追加点を挙げると、8回には再び向井がタイムリー二塁打を放ってダメ押し。長打攻勢で得点を重ねた筑陽学園に対し、福岡大大濠は藤田投手の前に散発3安打に抑えられて完封を喫しました。筑陽学園も前回大会の2019年に続く準決勝進出となります。

第二試合は春の福岡大会優勝校の九州国際大付と飯塚、北部の実力校同士の対戦となりました。九州国際大付・山本、飯塚・白浜の両エースが先発して始まりましたが、初回に両チームともに2点ずつをあげる点の取り合いに。飯塚は5回に犠打を挟む4連打で2点を奪って山本投手を降板に追い込むと、6回以降も得点を重ねてリードをじわじわと広げます。九州国際大付も5回に1点を返しますが、6回以降は白浜投手の前に沈黙。8回一死満塁の好機も逃し、準々決勝で姿を消しました。飯塚の準決勝進出は北福岡大会の2018年以来、福岡大会としては優勝した2012年以来となります。

福岡大大濠、九州国際大付と優勝候補の双璧と見られた両校が姿を消し、南部と北部2校ずつ、いずれもシード校が残りました。準決勝は筑陽学園-真颯館、飯塚-西日本短大附のカードとなり、休養日を挟んだ25日(日)に久留米市野球場で行われます。

 

<23日の試合結果>———–——※赤字はシード校
【県大会】
◇小郡————–
▼準々決勝 ※7回コールド
柳川  000 000 0=0
真颯館 010 510 x=7
【柳】松尾→野村【真】松本翔
▼準々決勝
西短大附 000 000 100=1
戸畑   000 000 000=0
【西】大嶋【戸】竹下→木原

◇久留米————–
準々決勝
福大大濠 000 000 000=0
筑陽学園 000 101 01x=3
【福】毛利【筑】藤田

▼準々決勝
飯塚   201 021 301=10
九国大付 200 010 000=3
【飯】白浜
【九】山本→内山→香西→柳川→浜野

<25日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【県大会】(準決勝)

▼久留米 筑陽学園真颯館飯塚西日本短大附

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

 

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