今日準々決勝4試合~2021選手権福岡大会




第103回全国高校野球選手権福岡大会は23日(金)、準々決勝4試合が行われます。直前になりましたが、各試合の見どころを簡単に触れておきたいと思います。

【小郡市野球場】
■第一試合 真颯館ー柳川
真颯館の左腕・松本翔はここまで4試合のほとんどを一人で投げ、失点はわずか2。140キロ超の直球にスプリットを使った投球が冴え、1試合当たりの被安打も5本程度。打線も井上蔵、三浦、白川の1~3番はいずれも3割5分以上の高打率と好調です。柳川はエース松尾も5回戦では10回を無失点に抑えるなど安定感があります。投手戦が予想されますが、打力では真颯館に分があるだけに、柳川としては競った展開に持ち込み、終盤勝負をかけたいところです。

■第二試合 西日本短大附ー戸畑
西日本短大附はチーム打率が.409と打線が好調。中でも4番三宅は2本塁打を放つなど、打率は5割を超えています。投手陣ではエース大嶋が安定しています。戸畑は制球のよい竹下の投球が試合の行方を決めそうですが4試合で失策8とやや守備に不安を残すだけに、藤野、藤江の1・2番コンビ、2本塁打の7番坂根を中心に得点を重ねていきたいところ。投打とも西日本短大附が優位に立ちますが、戸畑は4回戦5回戦と1点差のきわどい勝負を経験してきた強みを生かし、競り合いに持ち込んで勝機を探りたいところです。

【久留米市野球場】
■第一試合 福岡大大濠ー筑陽学園
福岡大大濠はセンバツ8強に導いた左腕エース毛利が、5回戦で1失点完投。2年生左腕の森本も3試合で失点1と今大会屈指の投手陣を誇ります。対する筑陽学園は、8強最高のチーム打率.424を誇ります。2本塁打の3番向井で打率6割超えの向井を筆頭に高打率の打者をずらりと並べます。福岡大大濠はチーム打率が2割台と、打線がやや湿り気味なのが気がかりですが、先手を取って投手陣を援護したいところ。筑陽学園としても大量点は望めないだけに、村田・藤田ら投手陣の奮起も欠かせません。

■第二試合 九州国際大付ー飯塚
九州国際大付は山本、柳川と140キロ超の直球を持つ2人の右腕のほか左の内田も控え、福岡大大濠と並ぶ県内屈指の投手陣。打線もここまで本塁打こそありませんが、上位から下位まで隙がありません。飯塚は2年生右腕の白浜が5回戦で福工大城東を相手に3安打完投。打線も2本塁打の松尾を中心に力があります。総合力では九州国際大付が上位と見ますが、白浜はまだ底を見せていないだけに、最後まで目を離せない一戦となりそうです。

 

<23日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【県大会】(準々決勝)

▼小郡  真颯館ー柳川/西日本短大附戸畑
▼久留米 福岡大大濠
筑陽学園九州国際大付飯塚

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

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