2021選手権大会第12日～県大会開幕、大濠・九国など５回戦へ |

第１０３回全国高校野球選手権福岡大会は１７日（土）から４回戦に入り、南北のチームが激突する県大会が開幕。朝から雨が降るあいにくの天候となりましたが、４球場で予定されていた１０試合すべてが行われました。
シード校は福岡大大濠、九州国際大付、真颯館、筑陽学園、沖学園、北筑、九産大九産と出場した７校が全て勝利。北部から３校、南部から７校が５回戦にコマを進めました。

北九州市民球場の第一試合は筑陽学園が１２安打で９点をあげ、エース村田が小倉東を３安打１点におさえ７回コールドで快勝しました。第二試合は香椎・小中、星琳・上村、両エースの投手戦に。５回に香椎が４点を先取すると、小中が星琳を４安打に抑えて完封勝利を収めました。第三試合は九州国際大付・山本と九産大九州・古川、今大会を代表する左右の好投手が激突。九州国際大付が序盤に２点をリードすると、九産大九州も５回に１点を返して追いすがりますが、９回に九州国際大付が決定的な３点をあげて勝負を決めました。

光陵グリーンスタジアムでは北筑が２回に５点を先制すると福岡大若葉も４回に３点、５回に１点をあげて１点差に迫りましたが、終盤に突き放した北筑が９－４で勝利。第二試合は高稜が２－１とリードを保ったまま終盤に入りましたが、柳川は７回に一挙４点を挙げて逆転、９回にもダメ押しの１点を加えて逃げ切りました。

公立校同士の一戦となった小郡市野球場の第一試合は、序盤小倉工が２点をリードしますが、春日は５回と７回に１点ずつ返して同点に追いつき、９回サヨナラ勝ち。第二試合は真颯館が２本の本塁打でリードを奪うと、投げてはエース松本翔が福岡工に得点を許さず４－０で完封勝ち。５回戦進出を決めました。

久留米市野球場の第一試合は、３－１で迎えた７回に福岡大大濠が一挙５点をあげて新宮に７回コールド勝ち。エース毛利も初登板を果たし、５回戦では春日と対戦します。第二試合は７回に４点差をひっくり返した逆転した九産大九産が、９回にも追加点をあげて８－６で自由ケ丘に打ち勝ちました。第三試合は沖学園が初回、東筑のエース大越から３点を奪い、その後も着実に加点。終盤の東筑の反撃をしのぎ、逃げ切りました。

大会１３日目の１８日（日）は北九州市民球場と光陵グリーンスタジアムで４回戦残り６試合が行われ、ベスト１６が出揃います。

＜17日の試合結果＞———–——※赤字はシード校
【県大会】
◇北九州市民————–
▼４回戦　※7回コールド
筑陽学園 004 210 2＝9
小倉東　 000 100 0＝1
【筑】村田【小】小土井→大石
〔筑陽学園は19日、北筑と対戦〕
▼４回戦
星琳 000 000 000＝0
香椎 000 040 00x＝4
【星】上村【香】小中
〔香椎は19日、柳川と対戦〕
▼４回戦
九国大付　 011 000 003＝5
九産大九州 000 010 000＝1
【国】山本→内山【州】古川
〔九国大付は20日、沖学園と対戦〕

◇光陵ＧＳ————–
▼４回戦
北筑　　 050 000 112=9
福大若葉 000 310 000=4
【北】井生→中野→井生【福】久我→江藤
〈本〉吉富（福）
〔北筑は19日、筑陽学園と対戦〕
▼４回戦
柳川 010 000 401=6
高稜 110 000 000=2
【柳】松尾→野村【高】野副
〔柳川は19日、香椎と対戦〕

◇小郡———————-
▼４回戦
小倉工 020 000 000＝2
春日　000 010 101＝3
【小】笠継→田中克→笹田【春】飯田
〔春日は19日、福岡大大濠と対戦〕
▼４回戦
真颯館 012 000 100=4
福岡工 000 000 000＝0
【真】松本翔【福】山崎→野上→鬼倉
〈本〉森田、三浦（真）
〔真颯館は19日、九産大九産と対戦〕

◇久留米———————-
▼４回戦　※7回コールド
新宮　　 001 000 0＝1
福大大濠 010 200 5＝8
【新】浜田→佐々木→鉄艸→浜田【福】森本→毛利
〈本〉黒田（福）
〔福岡大大濠は19日、春日と対戦〕
▼４回戦
九産大九産 000 020 501＝8
自由ケ丘　 002 040 000＝6
【九】藤江→近藤→吉川【自】斎藤→南
〈本〉冬木（自）
〔九産大九産は19日、真颯館と対戦〕
▼４回戦
沖学園 310 002 020＝8
東筑　 000 000 120＝3
【沖】水崎→栗林【東】越→松山→高崎→堂満→崎山
〈本〉名倉（東）
〔沖学園は20日、九国大付と対戦〕
–