【観戦記】真颯館8-1北九州高専(選手権大会2回戦)




【観戦記】真颯館8-1北九州高専(選手権大会2回戦)

▼2回戦(7日・筑豊緑地)
北九州高専 000 010 0=1
真 颯 館 120 140 x=8
(7回コールド)
【北】矢山【真】松本翔

真颯館が5回に集中打で突き放し、7回コールドで北九州高専を下した。

5回裏真颯館一死二、三塁、加藤が中前に適時打を放つ

真颯館は初回、先頭の井上(蔵)が右前打で出ると三浦もバスターで三遊間を破り、白川の四球で無死満塁。森田が4-6-3の併殺に倒れる間に井上が先制のホームを踏んだ。
2回は右前打で出た6番山下を大石が送り、加藤四球で一死一、二塁。松本(翔)は中直に倒れたが、井上が四球を選んで二死満塁とすると、2番三浦が一塁右への内野安打、フルカウントでスタートを切っていた二塁走者も還って2点を追加した。
4回は一死から8番加藤が中前打。松本(翔)のバントは捕邪飛となったが、加藤が二盗を決め、1番井上の中前打で生還した。
5回には3番白川が四球を選ぶと、代打山田の時にバスターエンドラン、これがショートの逆をつく左前打となったが三塁を狙った白川が刺され一死二塁。代打伊藤死球のあと、山下(明)の一ゴロ失で満塁とし、この回3人目の代打佐藤が右翼線二塁打を放って2者が生還。なおも一死二、三塁から加藤の中前打でさらに2人がホームを踏み、この回4点を奪ってリードを広げた。

4回まで一人の走者も出せなかった北九州高専は5回、4番諏訪田が左前打。上川遊飛、守田三振で二死となったが、7番林がセンター左を破る二塁打を放ち、一塁から諏訪田が一気に還って1点を返した。6回にも2本の安打で一死一、二塁とチャンスを迎えたが後続が凡退。7回も二死から守田のセンター左を破る二塁打を放つなど、5回以降に5安打を放ったが及ばなかった。

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真颯館・松本翔

エース松本(翔)をはじめ、初戦からベストメンバーでのぞんだ真颯館。

松本は立ち上がりから、力のある直球で押して来た。一巡目までは全て直球。打者9人に4奪三振で一人の走者も許さない。二巡目に入ったところで、初めてスライダーを投じたが、その後も直球主体で押す。5回以降、徐々に直球に目が慣れてきた北九州高専の打者に5安打を許して1点を失ったが、大量点に守られて危なげなく完投した。

打線は北九州高専の先発・矢山を序盤、打ちあぐんだ。初回無死満塁と一気に畳みかけるシーンをつくったが、4番森田は4-6-3の併殺打で1点止まり。2回も二死満塁から三浦の当たりはファースト左へのゴロ。投手のベースカバーが一瞬遅れて内野安打となり、フルカウントで走者がスタートを切っていたこともあって2点が入ったが、相手のミスに助けられた印象だった。
3回は三者凡退。4回は二死一塁からの盗塁と井上(蔵)のタイムリーで1点を追加したが、4回までの攻撃は内容的にピリッとしないものだった。

5回表北九州高専二死一塁、林の中越え二塁打で諏訪田が生還、1点を返す

すると5回、先頭の白川が四球で出ると、真颯館ベンチは4番に森田に替えて1年生・山田を代打に送る。送りバントを二度ファールしたところを見ると、きっちりと送るための起用だったようだが決め切れない。最後はバスターエンドランがショートの逆を突く左前打となるも、一走の白川が三塁を狙ってタッチアウト。チグハグな攻撃が続く。
すると5番松本(涼)にも加藤を代打を送る。加藤は死球、山下が一ゴロ失で満塁とすると、7番大石にも代打・佐藤。その佐藤は期待に応えて右翼線に2点二塁打を放つと、続く8番加藤も中前に2点適時打。
ようやくスッキリした形で得点した。
主力を下げての代打攻勢の意図は分からないが、今一つピリッとしない攻撃に活を入れる狙いがあったのかもしれない。

北九州高専の先発矢山は細身の左腕。立ち上がりカーブが決まらず、2回まで3四球と制球に苦しんだ。それでも徐々にカーブが決まるようになり、3回は三者凡退で抑えた。それだけに、2回二死満塁で一ゴロでカバーが遅れて2失点したことが悔やまれる。味方が1点を返した直後の5回、先頭打者を四球で歩かせたのも痛かった。最後は真颯館の代打攻勢に屈した。

北九州高専・矢山

打線は真颯館・松本の直球に押され、4回まで一人の走者を出すこともできなかった。それでも5回、4番諏訪田が直球を叩きレフト右に初安打を放つと、二死後に7番林がセンターの左を破る二塁打を放って1点を返した。6回には8番矢山が変化球をバットの先で広い右前打。1番長谷川もショート左への内野安打で得点をうかがった。7回も二死から6番守田がセンター左を破る痛烈な二塁打を放って、意地を見せた。

守りではレフト諏訪田が肩で魅せた。バスターエンドランで三塁を狙った一塁走者を刺した5回の守りのほか、6回も左翼線への一打が審判に当たり、ボールが転々とするのを見て二塁を狙った三浦を正確な送球で刺した。
内野はファーストに一つ失策が付いたが、真颯館の各打者が放つ強いゴロをセカンド小野、ショート兎田を中心によく守った。

北九州高専は、この日スタメンに名を連ねた9人のうち、矢山を含む5人が2年生の若いチーム。秋以降の活躍に期待したい。

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