2021夏の展望⑥ Ｆブロック～福工大城東、飯塚の２強が拮抗

Ｆブロックは南北のシード２校による争いとなりそうです。秋春といずれもベスト８と安定した成績を残している福工大城東は、１年秋から主力として活躍する川本、竹之内、小金丸の３人が打線の中核を担います。昨秋は４試合連続２ケタ得点、今春も５回戦まで４試合で３０得点。あとは、上位に勝ち上がってくる好投手をいかに攻略できるか。投手陣は右腕エースの大塚をはじめ、サイドハンドの尾﨑、左腕白楽など、タイプの違う投手による継投策でしのぎます。

北部のシード飯塚も昨秋は戸畑や東筑などを下して８強入り。春は５回戦で真颯館に９回逆転負けを喫しましたが、続く福岡中央地区大会では４試合連続２ケタ得点と力の違いを見せつけました。決勝では嘉穂に敗れ４連覇は逃したものの、今年も上位を狙える位置につけています。

両シードを追うのは福岡中央、博多工の南部勢でしょうか。福岡中央は秋、春、福岡地区大会といずれも２勝ずつ挙げており、ここでは実績上位。重住、乙藤の両右腕を軸に守りも堅く、小技をからめた攻撃で得点を重ねていきます。博多工は春の福岡大会で５回戦に進出。九産大九産に１点差で敗れて県大会は逃しましたが、その後の福岡地区大会でも３勝を挙げるなど力があります。

初戦で対戦する三潴ー八女も好カード。三潴は昨秋以降の３大会でいずれも２勝、八女は春に５回戦進出という実績があります。春は八女が競り勝ちましたが、今回も接戦が予想されます。
八幡工は北九州市長杯の戸畑戦で粘りの投球を見せた２年生右腕・垂門が上位進出のカギを握ります。戸畑工は嘉穂、折尾愛真と実力校を相手に善戦した実績がありますが、飯塚相手にどこまで通用するか。遠賀・若松商は福岡大会で初となる連合チームの夏１勝を目指します。

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