筑陽学園、西短大附、東筑紫学園、嘉穂が優勝~春季地区大会




【春日-福岡第一】6回裏春日一死三塁、飯田が右前適時打を放ち4点目

 4月10日(土)以降、熱戦が繰り広げられてきた春の地区大会は、5月3日(月・祝)に筑後地区で、5月8日(土)に北九州地区と福岡中央地区で、5月9日(日)に福岡地区で、それぞれ決勝が行われました。その結果、筑後地区は西日本短大附、北九州地区は東筑紫学園、福岡中央地区は嘉穂、福岡地区は筑陽学園が優勝を飾りました。これで夏の選手権福岡大会を前にした公式戦は全て終了。各校とも、7月3日(土)の開幕に向けて最後の調整に入ります。
 なお、秋、春、地区大会で付与される夏の大会のシードポイントも確定しました。従来通りのポイント配分の場合、北部は秋春の九州大会出場を果たした九州国際大付をはじめ、真颯館・戸畑・北筑・飯塚・嘉穂・東筑紫学園・八幡の8校、南部ではセンバツ出場の福岡大大濠を筆頭に、東福岡、西日本短大附、福工大城東、筑陽学園、久留米商、沖学園、九産大九産の8校がシード校となる見込みです(正式には6月18日の抽選会の発表でご確認ください)。

【福岡地区】5月8日(土)に桧原運動公園野球場で準決勝が行われました。第一試合は5回まで春日の飯田、福岡第一の高橋、両エースの投げ合いで1-1と競った展開となりましたが、投手が交代した6回、春日は犠打を挟む4連打で3点を奪って突き放し、7回にも4点を加えて8-3で福岡第一を下しました。第二試合は、ともに堅い守りで勝ち上がってきた筑陽学園と九産大九州の対戦。筑陽学園は初回に3番向井の2点本塁打で先制、その後は筑陽学園・村田、九産大九州・古川の投手戦となりましたが、村田から木口へとつないだ筑陽学園が初回の2点を守り切って2-0で競り勝ちました。
 翌9日(日)に久留米市野球場で行われた決勝は、筑陽学園・村田、春日・飯田の両エースが連投のマウンドへ。序盤2点をリードした筑陽学園は9回にも4点を奪い、その裏の春日の反撃を3点に抑えて6-3で2017年以来となる福岡地区大会優勝を果たしました。春日は優勝すれば夏のシード権獲得という一戦でしたが、わずかに及びませんでした。

【筑後地区】5月3日(月・祝)、大牟田延命球場で西日本短大附と八女工による決勝が行われました。西日本短大附は序盤から得点を重ね、八女工の反撃を1点に抑えて9-1の7回コールド勝ちで優勝を飾りました。同校の筑後地区大会優勝は2018年以来となりますが、2019年は九州大会出場のため不参加、2020年は中止のため、出場ベースでいくと連覇ということなります。八女工もこの敗戦で夏のシード権獲得はなりませんでした。

 

【北九州地区】5月3日(月・祝)に雨天順延となっていた準決勝のもう一試合は、春の4強・戸畑と、秋の4強・北筑と実力校同士の一戦となりましたが、8回コールド勝ちで戸畑が圧倒。8日(土)の決勝では2回までに5点を挙げた東筑紫学園がそのリードを守り切り5-2で戸畑を破って優勝、夏のシード権を獲得しました。この結果、秋8強の自由ケ丘がシードから漏れる見込みとなったほか、小倉工や東筑、折尾愛真などの実力校も夏はノーシードとなりました。

【福岡中央地区】5月8日(土)の決勝は、ここまで4試合全てコールド勝ちで勝ち上がってきた嘉穂-飯塚の一戦。嘉穂は4試合で48点、飯塚は50点をあげてきたことから点の取り合いも予想されましたが、試合は投手戦に。1-1で迎えた9回裏、嘉穂がサヨナラ勝ちを収め優勝、2017~19年と春の福岡中央地区大会で3連覇中だった飯塚の4連覇を阻みました。また、この大会で公立校が優勝するのは、2015年(第2回大会)の直方以来となりました。

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