九国大付は具志川商に敗れ準優勝~春季九州大会




 第148回九州地区高校野球大会の最終日は30日(金)、大分市の別大興産スタジアムで決勝戦が行われました。具志川商(沖縄・推薦)と対戦した九州国際大付(福岡1位)は、1-3で敗れて準優勝に終わり、3度目の優勝はなりませんでした。具志川商は昨秋に続く2度目の出場で、初優勝を飾りました。

 九州国際大付が誇る二枚看板の柳川、山本両投手はこの日登板はなく、左腕の内山投手が先発。4回まで走者を出しながらも無失点に抑えてきましたが5回に4安打を集中されて2点を失うと、6回には2番手としてサードのポジションからマウンドに上がった黒田投手がソロ本塁打を浴びて0-3。九州国際大付は7回に内野ゴロの間に1点を返しますが、準決勝で福岡大大濠を完封した山田投手に8、9回と抑えられ追撃できませんでした。

 この日の九州国際大付もそうですが、福岡大大濠もエース毛利投手が登板したのは初戦のみで、控え投手の経験を積極的に積ませる采配が目立ちました。一方で打線は九州国際大付が4試合で12点、福岡大大濠は3試合で6点と、やや迫力を欠いた結果となりました。完封負けを喫した真颯館を含め、夏に向けて打力強化が一つの課題となりそうです。初戦で16安打8失点で打ち負けた東福岡は、投手陣の立て直しが求められそうです。

 現在、福岡では4地区大会が大詰めを迎えており、この大会が終わるとシードも確定。一気に夏の大会に向けて加速していきます。

————
【大会第5日の結果】
◆決勝(別大興産)
九国大付 000 000 100=1
具志川商 000 021 00x=3
【九】内山→黒田→香西
【具】田崎→伊波→山田

Pocket
LINEで送る

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*