春季福岡大会の組合せ決定、八女学院が硬式転向で初出場




 3月20日(土)に開幕する第148回九州地区高校野球福岡大会の組み合わせが25日(木)、福岡県高校野球連盟から発表されました。北部・南部大会は昨夏、昨秋に続き無観客(控え部員、保護者、学校関係者など除く)で行われ、県大会(準々決勝以降)については「緊急事態宣言等の状況を鑑みて検討」するとしています。上位3校が、4月24日(土)から30日(金)まで大分県で開催される九州大会に出場します。

 大会には南北あわせて130チーム(北部65校・62チーム、南部68チーム)が参加。北部では昨年秋に引き続き、若松商・筑豊・遠賀・築上西が連合チームとして出場します。一方、昨秋は朝倉光陽との連合チームで出場した大牟田北は単独チームとして出場。朝倉光陽は不出場となりました。また、これまで軟式野球部として活動していた八女学院(八女市・私立)が硬式野球部に転向し、今大会から出場します。硬式部への新規加盟は2019年の福岡大若葉以来で、県高野連加盟校は138校となりました。

 春季大会では、昨秋の県大会出場の7校(福岡大大濠は選抜高校野球大会出場のため不参加)がシードされました。昨秋の大会も無観客開催となったため戦力分析は今回もできませんが、秋の成績やこれまでの実績をもとに「注目校」に色付けしました。
 昨秋の大会ではコールドゲームが65試合と全試合(129試合)の半数以上を占め、戦力差の拡大が進んでいる印象を受けました。今大会も大きな波乱は考えづらく、シード校を中心にした優勝争いが予想されます。昨秋準優勝の九州国際大付、同校に準決勝で惜敗した西日本短大附が優勝候補の双璧と言えそうですが、両校が順当に勝ち上がった場合、準々決勝で対戦することになります。左側のパートでは沖学園、自由ケ丘、福工大城東、飯塚のシード校のほか、筑陽学園、九産大九州、東福岡、小倉工、東筑なども虎視眈々と上位進出を狙います。初陣の八女学院は小郡と対戦、その戦いぶりも注目されます。

 一般観戦については「緊急事態宣言の状況を鑑みて」ということですが、福岡県は24日、緊急事態宣言の解除検討を政府に要請し、政府は2月末で解除する方向で調整していると報じられています。2019年秋の大会以来となる観戦解禁に期待が高まりますが、観戦が可能になるのは最短で4月2日(金)となります。

 


 ※緑文字は本サイト独断による注目校


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