秋季九州大会初日～九国大付は明豊に逆転負け |

　来春のセンバツの参考資料となる第１４７回九州地区高校野球大会が３１日（土）に長崎県で開幕し、１回戦４試合が行われました。福岡２位の九州国際大付は昨秋優勝の明豊（大分１位）に逆転負けを喫し、２年前の秋に続き初戦敗退となりました。

　長崎県営球場の開幕試合に登場した九州国際大付は、初回３つの四球を得て一死満塁の先制機をつくりましたが併殺でチャンスを潰し、４回まで明豊先発・太田投手の前に無安打に抑えられます。ようやく５回、四球２つで一死一、二塁とし、２番浜野の左前打で先制しました。
　九州国際大付の先発・山本投手は３回一死三塁、４回一死一、二塁、５回無死一、三塁と再三のピンチを切り抜けてきましたが、８回に一死三塁から犠飛を許し、同点に追いつかれます。さらに９回、この回から登板した２番手の柳川投手が２つの四球に長短打を浴びて３点を失い万事休す。九州国際大付は結局、太田―京本の継投の前に散発３安打に抑えられ、１―４で敗れました。

　長崎県営球場の第二試合は、初回に３点を奪って主導権を握った神村学園（鹿児島１位）が唐津商（佐賀２位）に５―１で快勝。次戦は明豊と激突します。
　諫早市第一野球場では、リードを許しながらもしぶとく追い上げた延岡学園（宮崎２位）が延長１２回、沖縄尚学にサヨナラ勝ち。第二試合は昨秋に続く出場となった大崎（長崎１位）が８回コールドで開新（熊本２位）を下しました。

　大会２日目は１回戦の残り４試合が行われ、ベスト８が出そろいます。福岡１位の福岡大大濠は諫早市第一野球場の第一試合で、昨秋準優勝の大分商（大分２位）と対戦します。

【大会第１日の結果】
◆1回戦（長崎県営）
　明豊　　 000 000 013＝4
　九国大付 000 010 000＝1
【明】太田→京本【九】山本→柳川
◆1回戦（長崎県営）
　唐津商　 000 100 000＝1
　神村学園 301 001 00X＝5
【唐】原→桑原【神】内堀→泰
◆1回戦（諫早市第１）延長12回
　沖縄尚学 100 020 020 000＝5
　延岡学園 100 001 021 001＝6
【沖】後間→仲宗根→豊田
【延】須藤→市原
◆1回戦（諫早市第１）※8回コールド
　開新 200 000 00＝2
　大崎 001 205 01＝9
【開】麓→竹浦【大】坂本