福岡地区は福岡、筑後地区は西短大附の優勝で幕~がんばれ福岡2020




 第102回全国高校野球選手権福岡大会の代替大会「がんばれ福岡2020」は最終日の3日(月)、福岡地区と筑後地区で決勝が行われ、福岡、西日本短大附がそれぞれ優勝、有終を飾りました。福岡は2018年8月の新人大会以来の福岡地区大会優勝、西日本短大附も2018年8月の新人大会以来の筑後地区大会優勝となりました。

 福岡地区大会の決勝は、福岡の右サイドハンド・緒方、140キロ超の直球を武器とする福岡大大濠・山下の両投手による息詰まる投手戦となりました。0-0のまま延長タイブレークに突入すると、福岡大大濠が10回に勝ち越しますが、福岡もその裏同点に。11回に福岡大大濠は深浦の2点タイムリーでリードを広げますが、福岡もその裏、一死二、三塁から3番大中、4番森谷史の連打で追いつき、最後は一死満塁から代打大堂のサヨナラ中犠飛で劇的な逆転サヨナラ勝ち。福岡は準々決勝の福岡工戦では9回裏二死から2点差を逆転、準決勝の春日戦も9回表二死からの逆転劇を演じており、3試合連続の最終回逆転勝ちで福岡地区を制しました。福岡の緒方は鋭く切れるスライダーを武器に13奪三振の好投。両校無失策で決勝にふさわしい一戦でした。
 筑後地区大会決勝は、4回表に久留米商が馬場のタイムリーで先制しましたが、西日本短大附はその裏、二死二、三塁から相手内野陣が乱れる間に逆転。続く5回にも暴投で1点を加えてリードを広げると、6回以降は先発の浜崎が一人の走者も出さない好投。久留米商打線から10三振を奪って完投勝利をおさめました。久留米商も馬場、樋本、安徳の3投手が力投しましたが、打線が西日本短大附・浜崎の前に3安打に抑えられ、反撃できませんでした。

 これで「がんばれ福岡2020」と銘打って開催された4地区大会は全日程を終了。県高野連主催の試合は8月末まで開催しないことが5月の常任理事会で決定されており、現状では次の県内の公式戦は9月以降の秋季大会になる見込みです。

 

(3日の結果)—————————————————–
がんばれ福岡2020 福岡地区高校野球大会
▼決勝(福岡PayPayドーム)※延長11回(10回よりタイブレーク)
福大大濠 000 000 000 12=3
福岡   000 000 000 13=4
【大】山下(10_2/3)ー伏見
【福】緒方(11)-森谷史
〔三〕深浦(大)〔二〕宮本、伏見(大)緒方、森谷史(福)

がんばれ福岡2020 筑後地区高校野球大会
▼決勝(久留米)
久留米商 000 100 000=1
西短大附 000 210 00x=3
【久】馬場(4_1/3)、樋本(1_2/3)、安徳(2)ー中山
【西】浜崎(9)-島内


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