春の九州大会は中止、福岡の県立校の休校も5/6まで延期




 九州地区高校野球連盟は4月4日、5月16日(土)からの開催を予定していた九州大会の中止を発表しました。5日付の朝日新聞では「連盟は、飛行機や長距離バスでの移動、宿舎での集団生活などの際の感染予防策の確保が難しいことや、休校が5月の大型連休明けまで延長され、九州大会までに県代表を決める大会が開催できない県があることを理由にあげた」と報じています。実際、福岡県では2日に県立学校の休校を5月6日まで延長することが発表されており、その影響もあったと思われます。
 当初4月18日の開幕を予定していた九州大会は5月に延期となっていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の鎮静化が見えない中で、戦後の1947年秋に第1回大会が始まって以来、初の中止となりました。

 全国でも春の各地区大会の中止が発表されています。いち早く中止を発表した四国のほか、中国大会、近畿大会、東海大会、関東大会、北海道大会がすでに中止に。6月に開幕予定の北信越、東北大会を除く7地区が開催を断念しました。福岡県では福岡、筑後、北九州、福岡中央の各地区大会を4月18日(土)に延期して開催する予定となっていましたが、県立学校の一斉休校が5月6日まで延期となったことで事実上、開催は難しくなりました。

 これで球児たちに残された公式戦は、夏の選手権大会のみ。その予選が3カ月後に迫る中、練習さえままならない状況が続き、難しい調整を迫られることになりそうです。3月下旬以降、感染拡大が福岡県でも急速に広まる中で部活動再開、対外試合解禁の時期も見えてきません。

県・地区 当初開幕日 春季大会(公表日)
九州 4/18(土) 5/16に延期(3/8)→中止(4/4)
福岡 3/21(土) 中止。4/11からの各地区大会で九州大会出場校を決定(3/8)→地区大会を4/18に延期(3/27)
佐賀 3/21(土) 3/25以降に延期(3/9)→4/11以降に延期(3/16)→中止(4/4)
長崎 3月下旬 4/23に延期(3/11)
大分 3/21(土) 4/1に延期(3/10)→4/11に延期(3/25)
熊本 3/21(土) 4/18に延期(3/26)→4/9の理事会で今後の開催について協議(4/4)
宮崎 3/20(金) 延期。日程は未定(3/16)
鹿児島 3/20(金) 4月以降に延期(3/9)→4/13に延期(3/13)→代理抽選延期(3/27)
沖縄 3/20(金) 3/25に延期(3/13)→開催中


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