春季福岡大会の開催は九州地区高野連の決定を踏まえて検討




 2月27日に発表された新型コロナウイルスの感染予防に関する総理大臣の全国的な休校要請を受け、福岡県高校野球連盟は29日、「福岡県高等学校野球連盟加盟校における練習試合の実施及び第146回九州地区高等学校野球福岡大会・第55回九州地区高等学校軟式野球大会についてのお知らせ」と題する文書をホームページ上にアップしました。
 文書は下記に添付しましたが、ポイントだけ抜粋すると、

【練習試合】
・練習試合の主催者は学生野球憲章において当該加盟校となっており、本連盟(福岡県高野連)に開催の可否を決める権限はない
・しかしながら、当該校の練習試合は両校の校⻑決済、⾏政指導等のもと⾏うものであり、今回の休業措置等を鑑みると、休業または部活動禁止措置中の練習試合は不可能と思われる
・この考えは他県の学校との練習試合でも同様であり、一方の学校の決定等を相手校に無理強いすることのないよう要望

 練習試合の主催者は当該校(練習試合を行う高校)であるため、福岡県高野連に開催の可否を決める権限はないとしながらも、「練習試合は不可能と思われる」という見解です。理論上は、当該校同士が了解すれば可能ということになりますが、県内の公立校は時期の差こそあれ休校を決めている上、センバツ出場校も軒並み練習試合を取りやめていることから、現実的には当面の間、練習試合は禁止となりそうです。

【春季大会】
・九州地区高等学校野球連盟でも各県の状況に関する情報を整理し、できるだけ早く会議を持つ予定
・九州地区での決定等を受け福岡県でも早急に県大会実施の有無や実施時期、方法等について決定し、HPで告知する

 福岡大会は九州大会の予選を兼ねていることを考えると、九州大会の方向性が決まってから、というのは理解できます。また、3月4日にはセンバツ運営委員会が開かれ、今後の方向性が示されることになっており、ここでの決定内容も一つの基準となるでしょう。
 2016年に熊本地震が発生した際は九州大会が1カ月延期となりましたが、それでも中止になることはありませんでした。ただ今回は、治療方法の確立していないウイルスの感染拡大という問題をはらんでいるだけに、予断を許さない状況になっています。

 

ーー福岡県高校野球連盟ホームページよりーー


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