福岡の高校からは6選手がプロ野球志望届を提出




 2019年プロ野球志望届が3日に締め切られ、福岡県の高校生では神宮隆太、近藤大樹(以上西日本短大附)、木村仁(北九州)、藤岡陸、木村勇太(以上希望が丘)、多田拓人(三井)の6人がプロ野球志望届を提出しました。ドラフト会議は10月17日に行われます。

選手名 高校 守備(投・打) 短評
木村 仁 北九州 投手(右・右) 威力ある140キロ超の直球が武器
神宮隆太 西日本短大附 捕手(右・左) 長打力と勝負強さ光る左のスラッガー
近藤大樹 西日本短大附 遊撃(右・右) U-15代表、走攻守三拍子揃う好素材
藤岡 陸 希望が丘 三塁(右・右) 今春以降、急成長の右の長距離打者
木村勇太 希望が丘 ? (?・左) 代打として昨夏は2の2、今夏は1の0
多田拓人 三井 右翼(?・?) 今夏(初戦敗退)は2番打者として4の1

 投手で志望届を提出したのは、北九州の木村投手のみ。今夏活躍して注目を集めた西舘投手(筑陽学園)や下村投手(九州国際大付)、坂元投手(春日)ら本格派右腕は、いずれも大学進学希望ということで志望届は提出しませんでした。

北九州・木村

 木村投手は、ゆったりしたフォームから140キロ超の直球を投げ込んできます。縦に鋭く落ちてくるスライダーも効果的です。今夏3回戦の東海大福岡戦では雨の影響もあったか制球に苦しみ、0-8の7回コールド負け。制球に課題を残し、まだ粗削りな印象を受けましたが、潜在力は十分ありそうです。

西短大附・神宮

 野手では、今夏準優勝の西日本短大附から神宮捕手、近藤内野手の2人が志望届を提出しました。神宮捕手は180センチ・85キロの立派な体格を生かしたパワフルな打撃を見せます。2年秋準々決勝の九州国際大付戦で下村投手から一矢を報いる本塁打、今夏も2発を放つなど長打力に加え、今春準々決勝では秋に敗れた下村投手から決勝の逆転タイムリーを放つなど、4番打者として勝負強さも光りました。

西短大附・近藤

 近藤選手はUー15代表としてワールドカップに出場するなど、中学時代から注目された逸材です。体は決して大きくはありませんが、シュアな打撃に軽快な守備、出塁すると果敢に盗塁を決めるなど走攻守三拍子揃った内野手として1年夏からレギュラーとして活躍。今夏は惜しくも甲子園出場は逃しましたが、4割を超える打率で準優勝に貢献しました。

 希望が丘の4番を務めた藤岡選手は、今年に入って頭角を現してきた強打者。今夏3回戦では下村投手から一発を放つなど長打力があります。初戦の育徳館戦で右方向へのクリーンヒットに、ショートのすぐ左を痛烈な打球で破る安打を放つなど、打球の速さも目を引きました。同じチームの木村選手は昨夏代打として2打数2安打。今夏は代打で1打数無安打という成績を残しています。
 三井の多田選手はプレーシーンを見れていませんが、今夏(1-6城南)は2番打者として出場、4打数1安打という成績でした。

 昨年は松井選手(折尾愛真)が巨人5位、中村選手(西日本短大附)がソフトバンクの育成4位で指名されましたが、今年はこの中から指名される選手が出るのか、注目されます。


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