各地区新人大会が終了、城東・大牟田・九国大付・飯塚が優勝




 甲子園では22日に決勝が行われ履正社(大阪)が優勝し、今年の夏のチャンピオンが決まりましたが、福岡の高校野球界では来春のセンバツを目指して秋の戦いが始まっています。
 8月2日以降、各地区で行われていた新人大会が22日までに終了し、福岡地区は福工大城東、筑後地区は大牟田、北九州地区は九州国際大付、福岡中央地区は飯塚がそれぞれ優勝しました。この4校に筑後地区準優勝の久留米商、北九州地区準優勝の戸畑、福岡中央地区準優勝の宗像、選手権大会出場の筑陽学園を加えた8校をシードとする秋季大会の抽選が23日(金)に行われ、31日(土)から秋の九州大会(10月19日~佐賀)を目指した福岡大会が始まります。

 福岡地区は福工大城東が優勝。前チームから誉田、松永の中軸に加え、投手陣では西野、藤木ら公式戦経験者が残っており、激戦の福岡地区を制しました。準優勝は今夏、筑陽学園を苦しめた左腕の野田投手を擁する九産大九州。この秋、どのような投球を見せてくれるか楽しみです。ベスト4は公立の2校。筑前は、武内ー岡崎のバッテリーをはじめ前チームのレギュラーが残り、福岡第一、九産大九産などの私立を破りました。今夏ベスト8の春日は主力は抜けましたが、福岡大大濠などを破り層の厚さを感じさせるベスト4。ベスト8組では、深浦・山下ら投手陣をはじめ今春の九州大会を経験した選手が多く残る福岡大大濠、左腕大岡ほか前チームの主力が複数いる福岡工なども、秋の戦いぶりに注目が集まります。
 筑後地区大会を制した大牟田は、今夏ベスト16まで勝ち上がった前チームのレギュラーのうち実に8人が2年生。秋は上位を狙える力を持っています。久留米商は好投手・安徳、前チームから中軸を担う堤、中村ら経験者が残り、こちらも秋の有力校となりそうです。

 北九州地区は九州国際大付が優勝。夏も活躍した酒井投手を中心に、厚い選手層で新チームも上位進出が期待できそうです。前チームの1~3番が健在の戸畑が準優勝。久木田、常軒ら前チームの主力を中心に打力のある小倉工、今夏ベスト16の星琳がベスト4入りを果たしました。準々決勝で九州国際大付と接戦を演じた真颯館や、小倉工に敗れた自由ケ丘なども力がありそうです。
 福岡中央地区は、エース平山投手を中心に夏の4回戦敗退から巻き返しを図る飯塚が、準決勝で宿敵の東海大福岡を下して優勝。接戦を勝ち上がってきた宗像が準優勝で、秋のシード権を獲得しました。

 順当にいけば9月28日(土)から、南・北部大会を勝ち抜いた8校による県大会が始まり、10月5日(土)の準決勝を経て九州大会出場の2校が決まります。

 

 


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